
毎年のように流行を繰り返すインフルエンザ。適切な健康管理で、流行前から予防を心がけておきたいものです。
インフルエンザ予防には、ワクチン接種や手洗い、うがいが推奨されています。
これに加え、十分な睡眠と栄養摂取によって抵抗力をつけ、健康維持に取り組むことも大切です。ここでは、インフルエンザ対策に良いとされる栄養をご紹介しましょう。
古今東西で愛される「高麗人参」
高麗人参には肥沃な土地が必須であり、その養分がたっぷりと根に吸収されます。
高麗人参(オタネニンジン)はオタネニンジン属(Panax:パナックス)ですが、その由来はギリシャ語の「パーン(すべて)」と「アコス(レシピ)」にあります。
このことから、東洋だけでなく西洋でも高い表下を得てきたことが伺えるでしょう。
大地の恵みが凝縮
高麗人参は、その強力な滋養作用によって元気な体と健康の維持を目的としたサプリメントです。万里の長城を築き上げた秦の始皇帝や戦国大名である徳川家康も、高麗人参の愛用者だったと言われます。
その滋養作用は古今東西を問わず、特に意識的な健康管理に取り組む人々に支持されてきました。高麗人参のサプリメントには、そんな大地の恵みとして得られた栄養エキスが凝縮されています。
本来持っている免疫力を保つ「亜鉛」
インフルエンザの予防には、人間が本来持っている体の免疫力や抵抗力をキープすることも大切です。そして健康を保つには、優れた栄養バランスは欠かせません。この栄養バランスを考えたとき、「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」の三大栄養素を思い浮かべる方は多いでしょう。
しかし実は、亜鉛の不足にも注意が大切です。
亜鉛は、多くの栄養機能表示が認められたミネラルです。味覚を正常に保ったり、皮膚や粘膜の健康維持をサポートしたりするだけでなく、たんぱく質や核酸の代謝にも関わっています。
亜鉛の摂取方法
『日本人の食事摂取基準2010年版』では、1日当たりの摂取推奨量が示されていています。これによれば、成人男性は12mg/日、成人女性は9mg/日が摂取推奨量です。さらに、妊婦は+2mg、授乳婦は+3mgとなっています。
これに対し平成20年の国民健康・栄養調査によると、亜鉛は1日に成人男性で平均8.9mg、女性で7.3mgを食事から摂取されているとされています。推奨量と比較すると、少し不足気味になっていることが分かるでしょう。インフルエンザ予防のため、十分な量を摂取したいところです。
食材の中では、牡蠣やレバー等にも多く含まれます。しかし日々の食事で効率良く摂取することは、なかなか難しいでしょう。そうした場合、サプリメントから必要な亜鉛を摂取するのも1つの方法です。