
最近アメリカで食欲を抑えるという待望のサプリメント「チラコイド」が実用化され注目を集めています。その成分が実は身近な野菜ほうれん草に含まれているのです!!
この「チラコイド」には食欲を抑える働きがあると2014年3月にスウェーデンで実証されました。
あまり聞きなれない言葉ですが「チラコイド」はもともと植物の葉の葉緑体に存在する天然化合物のひとつで光合成を担っています。
その中でも特にほうれん草の「チラコイド」には食物の消化吸収を遅くする、食欲を抑える、食欲増進ホルモンを抑制する、さらには適正体重を保つなど、夢のような働きがありダイエットに効果的といわれています。
チラコイドの働き
では実際に「チラコイド」のどのような働きがダイエットに効果的とされているのでしょうか。
食欲はダイエットを成功させる大事な鍵となります。脂肪細胞から分泌されて満腹中枢を刺激するレプチンというホルモンがこの食欲に大きく関係しています。
例えばダイエットをしていると時に過度の空腹を感じることがあるでしょう。せっかくダイエットが成功していても食欲がうまれてつい我慢できずに食べ過ぎてしまったり、リバウンドしてしまったりという声もよく聞かれます。
実はこれもレプチンの仕業なのです。ダイエットすることでレプチンの分泌量は減少します。そうすると満腹中枢が刺激されずお腹がすいてしまうというわけです。
ほうれん草に含まれる「チラコイド」はレプチンの分泌を正常にして食欲を抑制することができるといわれています。
チラコイドの摂り方
そうするとほうれん草を毎日食べれば痩せられるのか」と思われるかもしれませんが、残念ながらそう簡単にはいかないようです。
ほうれん草からチラコイドのみを抽出・摂取することで、食欲を抑える効果が発揮されるとのことですが、しかしこのチラコロイドの抽出がなかなか難しいのです。
ほうれん草の葉からチラコイドを抽出するためには、次のような手順が必要となります。
(2) 「ろ液」を遠心分離器にかけて細胞とチラコイドを分離する
遠心分離器なんて、家庭に持っている方はほぼいません。そのため簡単にほうれん草から「チラコイド」を摂れるようになるのは、まだ先の話となるでしょう。
しかしダイエットを志す人々にとってチラコイドの存在はまさに注目すべき話題といえそうです。