犬にもサプリメントが必要なのはなぜ?
愛する家族の一員であるペットには、ずっと元気で長生きしてほしい・・・でも、長く飼うほど様々な悩みが出てくるものですよね。
毛艶や皮膚のコンディションが悪くなってきた、食欲はあるけれど前ほどはしゃがない、もっと長生きしてほしい、など。
ドッグフードには気を配ってきたけれど、このままでいいのか心配だという方には、犬専用に開発されたサプリメントがおすすめです。
栄養バランスよくつくられたドッグフードでも、どうしてもそれだけでは補いきれない成分があります。
それをカバーしてくれるのがサプリメントです。悩みに合わせてサプリメントを足してあげることができるのも嬉しいポイント。
でも、サプリメントは沢山あってどれもよさそうに見えます。どのようにサプリメントを選べば良いか、ポイントを解説していきます。
目次
こんな変化が出てきたら。犬用サプリメントを始めるタイミングをチェック
では、どのようなタイミングでサプリメントを考えた方が良いのでしょうか?こんな思いや悩みが出てきたらサプリメントを考えてみましょう。
- 最近毛艶が悪くなってきた
- 散歩を嫌がるようになった
- 走ったりジャンプする回数が減った
- 関節に違和感があるのか、とぼとぼ歩く
- 夜鳴きをするようになった
- 寝ている時間が増えたけど歳のせい?
- 高齢期に入っているがまだまだ元気でいてほしい
- 高齢期に備えたい
- 体力を維持していきたい
- 手作り食にし始めたけれど、栄養面が心配
悩み別 サプリメントで摂りたい成分
毛並みや食欲、体調などに変化を感じたら「セサミン」
セサミンは主にゴマやお米、麦に多く含まれる若々しさに役立つ成分です。このような食品には、大豆イソフラボンを代表とする植物性エストロゲンの一種の「ゴマリグナン」という物質が含まれています。このゴマリグナンの中でも酸化に対して強い力を発揮するのが「セサミン」です。
酸化が犬の体調や毛並みに影響することは知られています。酸化とは「酸素がほかの物質と結びつくこと」です。例えば、鉄分が時間とともに錆びてしまうことも「酸化」の一つです。
呼吸をすると酸素が体内に入り、二酸化炭素が体外に放出されます。体内に入った酸素の中には何かに結びつかないままで「不安定」なものが存在します。このような不安定な酸素は非常に酸化力が強く、毒性の高い物質が作り出されます。このような酸素を活性酸素といいます。
活性酸素は何かと結びつこうとする働きが強く、体内のタンパク質、脂質、DNAなどに結び付き酸化させます。酸化が起こると性質が変わってしまいます。このように性質が変わってしまったままの状態では、さまざまなデメリットがあります。
毛並や食欲、体調に変化が起こるのも活性酸素が関わっています。
酸化に対して力を発揮する成分を摂取することで、毛並みや食欲、体調の維持をサポートしてくれます。酸化に強い力を発揮する成分には、以下のようなものがあります。
酵素類
体内に取り込んだタンパク質などから合成されます。
ビタミン類
ビタミンA,ビタミンC,ビタミンEなどは若々しさに役立つビタミンです。
フィトケミカル類
植物が作り出したゴマリグナン(セサミン)など。
特にお勧めしたいのが「セサミン」です。セサミンはゴマに多く含まれていて、若々しさに役立つ物質です。例えば、10mgのセサミンをゴマから摂取しようとすると、約3,000粒必要になります。これは毎日になると困難です。セサミンを含むサプリメントで補っていくことをおすすめします。
マルチーズ・シーズー・フレンチブルドッグ・ミニチュアダックスフント・パグ
関節の健康を維持したいなら「グルコサミン」
関節の健康をサポートするのに役立つ成分として有名なのは、「グルコサミン」と「コンドロイチン」ではないでしょうか。
軟骨成分である「コンドロイチン」と、それをサポートする「グルコサミン」は、関節の健康維持に欠かせない成分です。しかし、グルコサミンは歳をとるにつれ、体内で作り出される量が減っていきます。グルコサミンを作り出す量が減ると、関節サポート力がなくなってきます。
関節サポート力が低下すると、さまざまな関節の悩みが生じるようになってきます。
そこで、シニア期に入る少し前くらいからグルコサミンを外部から取り入れていく必要があります。グルコサミンはカニやエビなどの甲殻類の殻に多く含まれていますが、これを摂取することは困難です。
そこでお勧めするのはグルコサミンのサプリメントです。サプリメントを毎日摂取することで不足しがちなグルコサミンを必要量取り入れることができます。
パピヨン・ポメラニアン・ジャックラッセル・ペキニーズ・ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバー・トイプードル・フレンチブルドッグ・コーギーなど
遠吠え、夜鳴き、トイレの失敗、表情…そろそろ脳の健康も心配なら「DHA」
DHAはドコサヘキサエン酸を略したもので、体外では合成されない必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸)なので体外から取り込む必要があります。アジやサバなどの背の青い魚に多く含まれています。DHAは、過剰に摂取しすぎることでデメリットがあるともいわれている成分です。
ではDHAを取り込むことでどのような働きが期待できるのでしょうか?DHAは体内では脳などに多く含まれます。特に脳内に存在する不飽和脂肪酸の中でDHAは最も豊富で、DHAとともに話題になるEPAは脳内にほとんど存在しません。脳の健康サポートに取り入れるにはDHAがおすすめです。
DHAは、青魚の脂に多く含まれています。オメガ3脂肪酸は熱に弱いという特徴があるため、青魚を熱しても思ったような量の摂取は難しくなります。
しかし、青魚を生のまま犬に与えてしまうと、寄生虫等の病気のリスクがあります。そのため、愛犬の脳の健康が心配になってきた場合、DHAサプリメントがおすすめです。
柴犬・パグ・チワワ・キャバリア・ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバーなどなど
失敗しない犬用サプリの選び方3つのポイント
次は、実際にサプリメントを選ぶ際にチェックしたい3つのポイントを確認しましょう。
①成分自体の酸化を防ぐ成分・サポート成分の充実
サプリメントはメインになる成分だけが大事なのではなく、それを周りから支えるサポート成分がどのようなものかが大切です。では、どのようなサポート成分が含まれていれば良いのでしょうか?
メインの成分が良くても安定せず劣化してしまったり、性質が変わってしまうと期待する働きが出ないこともあります。配合されていると嬉しい成分としてはビタミンE、アスタキサンチン、ポリフェノール類です。またこのような成分は成分自体の酸化を防ぐだけでなく、サプリメントがより良く働くようにサポートしてくれます。
②飲みやすさ・適正価格
飲みやすさ
健康のためになるサプリメントでも臭いがきつい、大きすぎるなど飲みにくいと続きません。サプリメントは続けることで健康的な毎日を送るお手伝いができますので、ソフトカプセル状になっていて臭いに配慮されていることも選ぶときに決め手になります。特に高齢になると飲み込みが悪くなってしまいますので、粒が大きすぎるものは避けたいです。
適正価格
また、サプリメントはお値段も様々ですが、続けていくことがポイントなので無理のない金額のものを選んであげてください。1カ月に税込で3,850円前後のものが適正価格です。さらに、定期購入にすると割引になることが多いので、続けることに意味があるサプリメントは定期購入されることをお勧めします。
③安全性・信頼性
大切な家族の健康のために摂るものだからこそ、安全面に配慮されているものを選びたいものです。サプリメントは医薬品ではない分、安全性の規制が少なくなっています。中には、粗悪な原材料や、衛生的ではない環境で作られるものも存在します。原料の産地ははっきり記載されているものが良いでしょう。比較的国産のものが安心です。
また、原料が良くても製造工場が安全性や衛生面で問題ありだと品質が劣化します。GMP(適正製造規範)の認定を受けている工場で作られたものは安心して摂ることができるでしょう。
サプリメントは市場にたくさんありますが、次のようなことに気をつけて選んでください。
- ①主成分だけでなくそれ以外のサポート成分はどのようなものが含まれているか?
- ②形状的にも経済的にも続けやすいものかどうか?
- ③原料や製造工場の安全性、信頼性があるかどうか
健康のために始めたサプリメントで思わぬことにならないように、飼い主さんの目でしっかり選んであげてください。
安心感のある犬用サプリメントはサントリーのペットヘルスシリーズ
前述の3つのポイントを押さえているのが、サントリーのペットヘルスシリーズです。サントリーはヒト用のサプリメントでも有名で、蓄積されたデータがたくさんありますし、安心・安全のための品質管理は抜群です。サントリーのサプリメントをぜひお試しください。
サントリーPet Health(ペットヘルス) セサミンE
価格 | 通常価格:2,970円(税込) 定期購入価格:2,673円(税込) |
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原料 | 小麦胚芽油、セサミン、ゼラチン、ビタミンE、グリセリン |
成分 | セサミン/1.7mg ビタミンE/9.5mg |
①成分自体の酸化を防ぐ成分 サポート成分 |
ビタミンEは酸化しやすく、壊れやすいのですが、これをセサミンがカバーしお互いをサポートしあいます。 |
②飲みやすさ・続けやすさ | 形状:ソフトカプセル 7mm×10mm 定期購入できます。税込で3,850円以内なので適正価格内です。 |
③安全性・信頼性 | GMP工場にて人間用サプリと同じ基準で生産しています。 |
サントリーセサミンEは、セサミンのパワーが発揮できるようビタミンEをサポート成分として配合してあり、シニア犬の健康維持に適しています。毛並みが気になる犬種に特におすすめです。小型犬・中型犬は1日1粒(目安)、1日あたり約99円です。実際のユーザーからは「自慢の毛並みを保つために続けている」「つやつやした毛並みが嬉しい」等の口コミがあります。
サントリーPet Health(ペットヘルス)ARA+DHA
価格 | 通常価格:3,740円(税込)、定期購入価格:3,366円(税込) |
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原料 | ARA含有食用油脂、DHA含有精製魚油、ゼラチン、グリセリン、ヘマトコッカス藻色素 |
成分 | ARA/53mg DHA/53mg アスタキサンチン/0.22mg |
①成分自体の酸化を防ぐ成分 サポート成分 |
アスタキサンチンは酸化しやすいDHAのガードをするだけでなく、ビタミンEをしのぐ健康パワーを有する成分ともいわれています。他の健康素材のサポート成分としても注目されています。 |
②飲みやすさ・続けやすさ | 形状:ソフトカプセル 6mm×10mm 定期購入できます。税込で3,850円以内なので適正価格内です。 |
③安全性・信頼性 | GMP工場にて人間用サプリと同じ基準で生産しています。 |
愛犬が10歳を超えたら脳の健康のために積極的に摂りたいARA+DHAをアスタキサンチンが強力にサポートします。体重10kg未満の犬なら1日2粒(目安)、1日あたり約124円です。実際のユーザーからは「表情がイキイキしているように見える」「行動がきびきびしてきた」「ゆっくり歩きだったのが飛び歩くようになった」等の口コミがあります。
サントリーPet Health(ペットヘルス)グルコサミン プラス
価格 | 通常価格:3,080円(税込)、定期価格:2,772円(税込) |
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原料 | サメ軟骨抽出粉末(コンドロイチン含有)、グルコサミン(カニ由来)、セルロース、ショ糖脂肪酸エステル、香料、酵素処理ルチン、酸化ケイ素 |
成分 | グルコサミン/500mg サメ軟骨抽出粉末(コンドロイチン含有)/125mg ケルセチン配糖体/18.75mg |
①成分自体の酸化を防ぐ成分 サポート成分 |
ケルセチンは野菜や果物に含まれるポリフェノールのひとつです。体に大切な働きがあるのですが、吸収されにくいというデメリットがありました。サントリーでは、「ケルセチンプラス」という形で吸収力を改善し、配合しています。 |
②飲みやすさ・続けやすさ | 形状:タブレット 6mm×10mm 定期購入できます。税込で3,850円以内なので適正価格内です。 |
③安全性・信頼性 | GMP工場にて人間用サプリと同じ基準で生産しています。 |
加齢に加え、アスファルトやフローリング上での暮らしで長年負担のかかった関節のケアのため、始めてあげたいグルコサミン・コンドロイチン。犬用の関節ケアサプリメントは他にも販売されていますが、サントリー製はグルコサミン・コンドロイチンの配合量が明記されているので安心です。実際のユーザーでは7歳ごろから始める方が多く、「いつも散歩を催促してくれる」「室内でも活発になった気がする」といった口コミが寄せられています。体重15kg未満の犬なら1日2粒(目安)で1日当たり約102円、25kg以上の犬なら1日6粒(目安)で1日当たり約308円です。
サントリーのペットヘルスシリーズは、愛犬用のサプリメントを選ぶ際にチェックすべき3つのポイントである、
- 成分自体の酸化を防ぐ成分・サポート成分の充実
- 飲みやすさ・続けやすさ
- 安心・安全のための品質管理
の条件をしっかりとクリアしていますので、年齢サインが気になり始めた犬にも安心して与えることができます。
犬にサプリメントを飲ませるコツ3つ
続いては、薬などを飲むのが苦手な犬にサプリメントを飲ませるコツを紹介します。どんなに良いサプリメントを選んでも、犬に飲んでもらえなければ意味がありません。色々な飲ませ方がありますので、無理なく続けられる方法で飲ませてあげてください。
- 犬の口を開けて、サプリメントを喉の奥に押し込む
- 犬の口の中にサプリメントを入れてから口を閉じ、スポイトで水を飲ませる
- お薬を飲むためのゼリーなどに混ぜて飲ませる
上記の方法で、サプリメントや薬を犬に上手に飲ませることができます。
犬用サプリメントのよくある疑問
サプリメントに関する良くある質問です。安心して飲んでもらうためにも参考にしてください。
ヒト用成分量が犬にあっていないために過剰摂取になってしまったり、そもそも犬に与えないほうがいい成分が含まれている可能性があるため犬には犬用のサプリメントをおすすめします。
どのようなお薬を飲んでいるのか?または、その犬の体質などにもよりますので、サプリメントを始める前にかかりつけの獣医師さんに相談することをお勧めします。
サプリメントは商品名に記載されている成分だけではなく、様々な成分が含まれていますので、アレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。心配な場合は、飲み始める前に、かかりつけの獣医師に飲んでも差しさわりがないかの確認をした方が良いでしょう。
サプリメントは医薬品ではないため、いつがいいというのはありません。毎日継続して摂取することが重要なため、毎食時にあげる、朝食時にあげるなど、いつも決まった時間にあげるのが飲み忘れ防止におすすめです。
手作り食だと栄養バランスをとることが難しく、特にビタミンやミネラルなどが不足気味になります。手作り食の場合はサプリメントを足すことをお勧めします。
成分表示が単位(mg等)まで記載されているものや、製造法が確立されて記載されているもの(GMP工場にて生産など)、また生産国をしっかりチェックしてください。ご自身が気になってしまう産地だったり、口コミばかりが強調されているものは避けた方が無難です。
成長期の子犬たちには良質なドッグフードのみを与え、サプリメントは避けた方が良いでしょう。ドッグフードには犬に必要な栄養素がちょうどいいバランスで含まれています。そこにサプリメントを足してしまうと、足した栄養成分のみが飛びぬけて高くなってしまい、かえって成長を阻害することもあります。
「骨・関節と言えばカルシウム」というイメージがあるかもしれませんが、カルシウムは与え過ぎるとリンとのバランスが取れなくなりかえって骨に異常が出る場合があります。関節のケアにはコンドロイチン・グルコサミンをお勧めします。
結論
犬用のサプリメントを始めるときは、次の3つのポイントを押さえてより良いサプリメントを選んであげましょう。
総合的に判断すると、もっとも安心して選ぶことができるのはサントリーのサプリメントです。