緑茶カテキンの効果と効能

緑茶のカテキンが持つ健康効果・効能にとても大きな注目が集まっています。お茶は、ツバキ科に属し中国南部に起源を持つカメリア・シネンシス(Camellia sinensis)という植物の新芽が原材料です。 約4000年前に中国皇帝により初めて緑茶の健康的可能性が記録されて以来、お茶は薬用として利用されてきました。茶祖と呼ばれる栄西禅師は「養生の仙薬、延命の妙薬」とお茶の可能性を見抜きました。お茶は趣向性に優れるとともに、栽培しやすいこともあり次第に生産地が広がり、現在では日本,インド,スリランカなどで栽培されています。生産量は年間260万t。この中で78%が黒茶、約20%が緑茶、2%ほどがウーロン茶です。

お茶の効用の多くがカテキンによることが、ここ10年くらいの研究で次第に明らかにされてきました。現在、カテキンの効果として最も注目されているのは、 抗ガン作用と抗微生物作用です。抗ガン作用については、静岡県内で緑茶をよく飲む地域ほどガンによる死亡率が低いという疫学的研究が発端です。また、米国 の国立研究機関によってガンの予防薬としての成分としてカテキンが検討されています。良質な緑茶から抽出されたポリフェノールはビタミンEの10倍、ビタ ミンCの80倍というすぐれた抗酸化力を持っています。また体内の毒素を消し、細胞や遺伝子の損傷を防ぐはたらきがあります。そのため環境汚染や食品添加 物、紫外線やストレスなどから身を守る成分として注目されています。お茶でうがいをすると風邪を引かないというのはカテキンが持つ殺菌作用を知っていた昔の人の知恵ではないでしょうか。お茶にも紅茶,ほうじ茶,緑茶と種類がありますが、カテキンは緑茶に最も多く含まれています。

最近ではカテキンが持つ脂肪燃焼効果=ダイエットにも注目が集まっています。1日4杯以上の緑茶を飲んでいる人は、そうでない人に比べて非常に健康であるという結果がでています。これは緑茶の中に含まれるポリフェノール(赤ワインブームで有名になりました)やカテキンが強力な抗酸化物質だからです。

緑茶カテキンサプリメントの効果的な取り方

カテキンを効果的に日々の生活の中に取り入れるには、意識してお茶や緑茶を飲むようにするか、緑茶サプリメントでとる方法があります。緑茶を大きめの湯飲みで一日に7〜8杯飲むだけで高い抗酸化作用が期待できます。7〜8杯も飲むことが難しい方は緑茶サプリメントで摂取する方法があります。

サプリメントで取る場合は成分が濃縮されるので、カフェインが除去されている製品を選ぶようにしてください。また、茶葉は害虫に弱いため農薬が多く使われる傾向があります。サプリメントは無農薬,有機栽培された緑茶が原材料のものを選ぶようにしてください。

カテキンサプリメントやお茶の種類

カテキンを配合したサプリメントは各社から発売されています。最近ではサプリメントだけでなく高濃度カテキンを含有したお茶もペットボトル入りの物が手軽に購入できるようになりました。代表的なのは花王のヘルシア緑茶や伊藤園の「カテキン緑茶」,「緑茶習慣」。飲料タイプの緑茶が特定保健用食品(トクホ)を取得し、緑茶の健康効果が広く知られるようになっています。

伊藤園のカテキン緑茶は「LDLコレステロールを低下させる緑茶飲料」。緑茶習慣は食後の血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病の方にはオススメ。花王のヘルシアシリーズは「脂肪を燃焼しダイエット効果」のある特定保健用食品です。テレビCMも多く流れているのでご覧になったことがあるのではないでしょうか?

緑茶カテキンの有効成分

お茶には、ポリフェノール(カテキン),ビタミン(ビタミンC,B2,E,βカロチンなど)・ミネラル・アミノ酸(テアニン),カフェインなどの栄養素が含まれています。お茶に含まれるポリフェノールは、エピカテキン(EC),エピカテキンガラテ(ECG),エピガロカテキン(ECG),エピガロカテキンガレート (EGCG)の4種類です。この4種を総称してカテキンと言っています。この中でも最も抗酸化力の強いのがエピガロカテキンガレート、EGCGでビタミン Eの200倍の抗酸化力を持ちます。

緑茶が持つ抗酸化および抗ガン作用は、EGCGによるところが大きく、ガン細胞の自殺を誘導し、ガン細胞が増殖するときに栄養を取り込むために新たな血管を作っていく血管新生を抑制する効果が実証されています。さらに、最近非常に注目される事実が発見されました。ウロキナーゼという酵素は、タンパク質を分解して、細胞をバラバラにする酵素として知られています。ガンの場合は、この酵素がガン細胞をバラバラにして転移を促進するとみられています。

この酵素の働きを阻害する物質を、コンピューターグラフィックスによって探索。その結果ピタリと当てはまったのが、EGCGだったのです。EGCGは、ウロキナーゼが働くスイッチ部分にピタリとはまり込み、スイッチがオンになるのを抑えてしまう効果があります。

緑茶カテキンの科学的データ

カテキンの効果は試験管内の実験や動物試験はもちろんのこと、人間の疫学調査や臨床試験で多くの機能が確認されている。 80年代半ば、埼玉県立ガンセンター研究所が進めている1万人規模のコホート研究(一定の集団を調査・追跡する研究)では、1日にお茶を10杯以上飲むとガンや心臓病死の危険を減らせることを実証した。同研究所では埼玉県茶業試験所と共同で緑茶抽出物錠剤を人間に摂取させる試験を2〜3年前に開始した。

三重大学医療技術短期大学部

2000年9月、緑茶の渋味成分「カテキン」が人間の胃がん細胞を破壊して死滅させることが、三重大学医療技術短期大学部の樋廻(ひばさみ)博重教授(生化学)らの研究で明らかになった。 この研究では、培養した人の胃がん細胞に緑茶から抽出したカテキンを添加、細胞核のDNAがフラグメンテーション(断片化)を引き起こし、プログラム細胞死(アポトーシス)させることに成功した。 実験の結果、カテキンの中でも、主成分のエピガロカテキンガレートが最も有効だった。

アメリカ国立ガン研究所

カテキンを含む軟膏を、日光性角化症患者の病変皮膚に塗布して皮膚ガンの予防効果を調べる臨床試験を2000年夏から開始。続いて前立腺ガン,大腸ガン,食道ガンについてカテキンのガン予防効果を調べる試験を開始する予定

静岡県立大学

「茶機能の細胞,分子生物学的総合研究」を開始。カテキンがガン細胞の自殺(アポトーシス)を誘導することを検証。 カテキンの主成分であるEGCGを、人間のガン細胞(組織球性リンパ腫細胞)に加えて培養した後、細胞のDNAを抽出して分析すると、細胞の自殺(アポ トーシス)によってDNA分解物(DNAラダー)ができていた。DNAラダーの量は、EGCGの濃度が高いほど多かった。アポトーシス誘導活性はカテキン の中でEGCGが最強。

静岡大学

自己免疫病のモデルマウスに、緑茶粉末を混ぜたえさを与えた。このマウスは通常のえさを食べていると自己免疫病が進行しリンパ節が膨張して腎臓が重くなる とともに免疫複合体が作られその血中濃度が高まる。緑茶粉末を食べると血液中の免疫複合体の濃度が顕著に減少した。腎臓の炎症が軽減し、腎臓への免疫複合 体沈着も抑制された。

リフォルニア大学サンディエゴ校のDharam P. Chauhan博士

カリフォルニア大学サンディエゴ校のDharam P. Chauhan博士らは「緑茶の15%を占める成分であるポリフェノールepigallocatechin gallate(EGCG)はin vitroでヒト結腸直腸ガン細胞の増殖を阻止し、これらの細胞を破壊することが示された」と米国消化器病週間(DDWの年次集会)で発表した。

Chauhan博士らは、大腸ガンをin vitroで種々の濃度のEGCGにより24 〜72時間処た。50μmおよび100μmのEGCGでは24時間または72時間で有効な細胞増殖の阻止効果は見られなかった。しかし、200および 400μmのEGCGでそれぞれ48時間および72時間後に検討したところ、すべての大腸ガン細胞系列の増殖が阻止された。さらに、200および 400μmのEGCGに72時間曝露したところ、曝露を中止してから10日後に細胞死が観察された。

結腸直腸ガンは従来の化学療法薬には抵抗性を示す。現在、最も汎用されている化学療法薬は5 -フルオロウラシルであるが,結腸直腸ガンでの有効率は20%未満である。こうした薬剤は、消化管出血などの副作用の頻度も比較的高い。そのため第1次予 防法および第2次予防法のために、有効で毒性のない薬剤を急に見つけ出す必要がある。食物中のポリフェノールには抗ガン作用のあることが知られている。同 博士は「緑茶はガンに対する予防法になりうると考えてよい。EGCGの有効量を決定するためにはさらに研究が必要である。また、緑茶には副作用はないと思 われる」と述べた。

カロリンスカ研究所(スウェーデン・ストックホルム)のYihaiCao博士とRenhaiCao博士

カロリンスカ研究所(スウェーデン・ストックホルム)のYihaiCao博士とRenhaiCao博士は「緑茶の抗ガン作用は、そのなかの血管新生を妨げる成分による可能性がある」とする研究を発表した。

この物質はepigallocatechin gallate(EGCG)と呼ばれるもので、新たな血管の増殖を妨げる。Cao博士らは,飲料として緑茶のみを摂取させた 4匹のマウス群と水を摂させた4 匹のマウス群を比較検討した。緑茶飲用群の血漿EGCG濃度は、1 日に2〜3杯の緑茶を摂取しているヒトでの濃度と同等であった。

次いで同博士らは、血管内皮増殖因子を用いて角膜血管新生を誘発し、新たな血管の増殖を比較した。その結果、緑茶飲用群のマウスでは、水飲用群に比べて血 管増殖が35〜70%低下することが認められ、同博士は「緑茶と発ガン率の低下の関係では、EGCGの血管新生抑制作用が重要である可能性が示唆された」 と述べた。緑茶には、強力な抗酸化薬として作用すると考えられている化学物質のポリフェノールも含まれている。

最近では複数の研究から、発ガン率の低下と、主として日本、中国、インドなどで飲用されている緑茶との関係が示され、上海ガン研究所(中国)と米国立ガン 研究所(メリーランド州ベセズダ)の研究では、非喫煙男女では緑茶の飲用により食道ガンのリスクが60%低下することが示された。

九州大学の歯周病予防効果に関する研究

九州大学が2009年3月に緑茶カテキンの歯周病に対する予防効果の可能性を示唆する研究結果を発表しました。49-59歳の男性約1,000人を対象に緑茶が歯や歯肉,歯茎に当たれる影響を調べた結果、日常的に緑茶を飲む人はあまり飲まない人と比べると歯肉が健康なことが明らかになりました。カテキンの抗炎症作用による健康効果かもしれないとしています。この分野についてはさらなる研究が待たれます。

カテキンの副作用と安全性

緑茶カテキンは古くから万病の薬とも言われ現代まで受け継がれており、歴史的にも安全性の高さは証明されています。 ただし、緑茶にはカフェインも含まれているため、過度のカフェイン摂取は、排尿,下痢,不眠症,不安感,胸焼け,いらいらなどの原因になることがあります。高濃度カテキンを取り出したのは最近のため安全性には疑問点があると指摘する研究結果もあるようです。

南カリフォルニア大学の研究者が制ガン剤とエピガロカテキンガレートをマウスに同時に投与したところエピガロカテキンガレートが制ガン剤の働きを抑制してしまっているという研究結果を発表しています(2009年2月14日)。動物実験のレベルではありますが注意すべき情報です。

代表的なカテキンサプリメント

伊藤園「カテキンアクティブ」 オススメ

緑茶・カテキンといえば伊藤園です。「お〜いお茶」は知らない方がいないのではないでしょうか?そんな緑茶カテキンのトップメーカー伊藤園が作ったサプリメントが「カテキンアクティブ」です。3カプセルで緑茶11杯分のEGCGが配合されています。やはりEGCGをたっぷりととるにはサプリです。

1ヶ月分 3,990円


シャンフィル 消臭系カテキンならこちらがオススメ

高濃度茶カテキンにプラスしてクロロフィル,クロレラを配合したサプリです。ニオイの元から爽快にする成分を配合しています。カテキンの消臭サプリでは今NO1です。

お試し価格 2,800円

注意事項
当サイトに示したサプリメント・植物などの効果・効能などについては一般的な事項です。 特定の商品の効果効能を表すものではありません。当サイトには多数の情報を掲載しておりますが情報の完全性は保証いたしません。サプリメントラボから得た情報を元にして生じたいかなる被害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません

当サイトの掲載内容は用途に関係なく、全体または一部分にかかわらず、無断での複製・転用・配布を禁じます。 当サイトの著作物の無断使用を発見した場合ただちに厳正なる方法で法的手続きを行います。 引用する場合は必ず引用したページへのリンクを設置してください。