コンドロイチンの効果と効能 膝や肘・関節痛の緩和や改善

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chondroitin

コンドロイチン(Chondroitin sulfate:コンドロイチン硫酸)とは、関節の軟骨に多く含まれる成分で、軟骨内をみずみずしく保つために水分を保持し弾力性を保つ働きがあります。一般的には関節に存在する軟骨の30~40%がコンドロイチンだと言われています。

人間の体の関節軟骨や皮膚、血管壁などに存在して組織の柔軟性を保つ働きをするムコ多糖(プロテオグリカン)の一種です。同じムコ多糖の仲間に水分を保ち・弾力を維持する働きがあるヒアルロン酸があります。

コンドロイチン共に軟骨成分として使われることの多いグルコサミンはコンドロイチンやヒアルロン酸を構成する成分です。

コンドロイチンの効果は加齢や激しいスポーツ・関節の酷使ですり減ってしまった軟骨の生成を促すことです。コンドロイチンには軟骨を分解してしまう酵素の働きを妨害し、プロテオグリカンの作り出す働きがあります。

参考:ひざの痛みを予防・治すための6つの成分とサプリメント、正しい運動の方法

コンドロイチンの効果的な取り方とサプリメント

コンドロイチンを多く含む食物はウナギやフカヒレ・山芋・オクラ・魚眼・鶏ガラなどのねばねばした食べ物に多く含まれています。普段から意識して取るようにすると良いでしょう。

ただ、膝などの関節痛を軽減できるほどの量を食べ物からとるのは現実的ではありません。コンドロイチンを十分な量取るためにはサプリメントから摂るのが一番有効です。

変形関節炎のためにコンドロイチンをサプリメントから摂る場合は1日で400mg~2,000mg程度が目安です。良い結果が出ている臨床試験では1,000~1,200mg程度摂取しています。

コンドロイチンサプリメントの種類

コンドロイチンのサプリメントはほとんどが錠剤やカプセルで販売されています。膝や肩、肘などの関節痛のためにはコンドロイチンだけでなく痛みを緩和するビタミンB1やヒアルロン酸,グルコサミンなどが一緒に配合されているサプリメントが効果的です。

最近では日本薬師堂の「グルコンEX錠プラス」のように第三類医薬品として販売されているコンドロイチンも出てきました。

コンドロイチンが関節痛を緩和する仕組み

コンドロイチンがどのようにして関節痛を緩和すするのかという仕組みについてはまだ解明されていない部分が多いようです。コンドロイチンなどのムコ多糖は分子量が大きいためそのままでは消化・吸収されません。

そのためコンドロイチンを経口摂取してもまったく無駄であるという研究者もいらっしゃいます。しかし、臨床研究の結果やグルコンEX錠プラスのように医薬品として販売されている現状から判断するとなんらかの軽減効果があると考えられます。

ただし、効果のでかたはとてもゆっくりとしていて3~6ヶ月程度かかるようです。サプリメントからコンドロイチンを摂る場合は最低でも半年は続ける必要がありそうです。

コンドロイチンの科学的データ

変形性膝関節症に対する臨床試験
対象 変形性膝関節症患者127名
試験方法 無作為二重盲検対照試験
グループ1:コンドロイチン硫酸経口ジェル(40名)
グループ2:コンドロイチン硫酸カプセル(43名)
グループ3:プラセボ(44名)
投与量 グループ1:1,200mg/日
グループ2:1,200mg/日
グループ3:–
全グループ3ヶ月間連続で摂取
結果 コンドロイチン摂取群はプラセボ群と比べて有意に良好な結果が得られた

対象 変形性膝関節症患者130名(試験完了110名)
試験方法 無作為二重盲検対照試験
グループ1:コンドロイチン硫酸(63名)
グループ2:プラセボ(67名)
投与量 グループ1:1,000mg/日
グループ2:—
3ヶ月間連続で摂取
結果 コンドロイチン摂取群は安静時疼痛は有意に減少、動作時の痛みの減少、医師評価の完全が認められた

コンドロイチンの副作用と安全性

コンドロイチンには一般的には特に問題となる副作用や健康被害はありません。ごくまれに胃痛や悪心を起こすことがあります。ワルファリンとの相互作用が報告されています。ワルファリン服用中はコンドロイチンを摂取しないようにして下さい。

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