プラセンタの効果と効能 美容の対策、自律神経を調整、抗酸化作用~プラセンタの種類や摂取方法、副作用について

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プラセンタとは

妊婦さんプラセンタとは哺乳類の胎盤から抽出するエキスです。

英語では胎盤をプラセンタ(placenta)と呼びます。

摂取方法には注射や、サプリメントやドリンクとして摂る経口摂取、化粧品として皮膚に塗る方法などが主流です。

プラセンタの歴史

プラセンタは古代ギリシャの時代から不妊症、脳梗塞、てんかんなどの治療に使われていました。

他に、美容目的として、アンチエイジングや美肌対策として、古代の王女はプラセンタを利用していたと言われています。

プラセンタは漢方にも取り入れられており、不老長寿や美貌を求めた療法に取り入れられてきました。

効果・効能

プラセンタの効果、効能は以下の通りです。
美容対策

  • 自律神経を調整
  • 抗酸化作用
  • 美容の対策
  • 代謝アップ
  • 抗炎症作用
  • 抗アレルギー作用

自律神経のアンバランスにより、体調が安定しない方、美容に関心の高い方、アレルギーのひどい方などにおすすめです。

プラセンタに含まれる成分

プラセンタには五大栄養素のタンパク質、脂質、糖質、ビタミンミネラルが含まれています。

その他にも核酸、酵素など、生育に必須になる栄養素が含まれます。

  • タンパク質
    細胞をつくる材料になります。
  • 脂質
    ホルモンや細胞膜の材料になります。神経の働きに関与します。
  • 糖質
    主要なエネルギー源です。
  • ビタミン・ミネラル
    発育や活動を正常に機能させます。
  • 核酸
    遺伝子の修復、新陳代謝の調整をします。
  • 酵素
    代謝に関与し、健康増進、維持、病気予防、美容対策に役立ちます。

作用メカニズム

プラセンタの作用メカニズムについて解説していきます。

プラセンタと美容対策のメカニズム

シミやシワの予防プラセンタを摂取することで、シミやシワの予防に役立ちます。

肌に過剰の紫外線を受けると、肌のハリを保つコラーゲンが破壊され、シミやシワができやすくなります。

さらに、紫外線を浴び続けていると、表皮のメラニン細胞が増え、肌が黒づく要因となります。

プラセンタには肌の新陳代謝を促進する栄養素が含まれます。

主に、アミノ酸は肌のターンオーバーを助け、ペプチド、核酸、ヒアルロン酸により、コラーゲンの合成が助けられます。

プラセンタはコラーゲンやヒアルロン酸を合成する線維芽細胞の働きを活性させるので、結果シミやしわの予防になります。

プラセンタと自律神経のメカニズム

プラセンタには自律神経を整える作用があります。

心身ともに過度のストレスがかかると、自律神経が乱れやすくなります。

その結果、更年期障害や精神不安、うつ、頭痛、めまい、不眠、胃腸障害など、不快な症状に悩まされます。

プラセンタには、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、核酸、酵素など様々な栄養素が含まれます。

これらの栄養素が体にいきわたることで、交感神経と副交感神経が整いやすくなり、体の不調の改善につながります。

プラセンタと抗酸化作用のメカニズム

プラセンタには抗酸化作用があります。抗酸化作用は体がサビるのを防ぐ作用です。

酸素は活動のエネルギー源となりますが、利用されなかった余剰分は、細胞や臓器を酸化させてしまいます。

血流が悪化その結果、血液の流れが悪化し、体の各組織は正常な働きが出来なくなります。

プラセンタの抗酸化作用が細胞のサビを防ぐことで、血流が改善。

これにより糖尿病や高脂血症、肝臓機能の低下など生活習慣病の予防につながります。

プラセンタの種類

原料の種類と特徴

ヒトプラセンタ

ヒトの胎盤が原料です。厚生労働省の認可が下りた製薬会社で製造され、医療機関のみで利用が認められています。

厳しい管理のもと検査が行われ、感染症の危険性の報告がなく、安全性が高いと言われています。

豚プラセンタ

豚豚プラセンタはサプリメントやドリンクなど健康食品の原材料に含まれています。

一番多く使われている材料で、価格が手頃です。

各メーカーの自社基準により、衛生管理や品質管理が行われ、安全性は高いと言われています。

馬プラセンタ

馬プラセンタはサプリメントやドリンクなど健康食品の原材料に含まれています。

豚プラセンタと同様に、各メーカーの自社基準により、衛生管理や品質管理が行われ、安全性が高い原材料と言われています。

サラブレッドの馬プラセンタは、血統が明確な馬から抽出され、人気を集めています。

植物性プラセンタ

メロンの胎座メロンなど植物の胎座から抽出されるプラセンタです。

アミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、化粧品やサプリメントなど美容の対策に利用されています。

植物性プラセンタは感染症の問題がなく、安心して使い始めやすいです。

表記の種類と違い

  • プラセンタ
    胎盤を示します。
  • プラセンタエキス
    プラセンタからエキスを抽出したもの。
  • プラセンタ原末
    プラセンタエキスを乾燥させたもの。
  • プラセンタ純末
    プラセンタエキスを乾燥させて、濃縮したもの。
  • プラセンタエキス含有食品
    プラセンタエキスを含んだドリンクやサプリメントなど。

経口摂取~プラセンタサプリ、プラセンタドリンク、プラセンタゼリー

ネットショップドラッグストアや、ネットショップでも手軽に購入が可能です。商品の安全性を示している、信頼できるメーカーのものを選ぶようにしてください。

手軽に試せる価格帯での販売があるので、とりあえずプラセンタを試してみたいという方におすすめです。

摂取目安量

各メーカーの商品により、摂取目安量が異なります。お使いの商品の使用説明書を参考に、摂取量を調整してください。

効果的なタイミング、時間帯、回数

特にありません。いつ摂取しても良いです。

合わせて摂ると効果的な食品・成分

特にありません。

保管方法

高温多湿を避けて、涼しい場所で保管してください。

副作用、飲んではいけない人

プラセンタの安全性は高く、医療機関で処方されている注射、錠剤の副作用の報告はされていません。

サプリメントやドリンクなど、健康食品に含まれるプラセンタについても、各メーカーの十分な衛生管理のもとで製造され、安全性は保たれています。

ただし、持病や薬を摂っている方は、飲み合わせを医師、薬剤師にご相談の上、摂るようにしてください。

美容目的で経口摂取と化粧品の同時利用などにより、肌に炎症を起こす事もあります。薬や化粧品との併用は成分を確認してから、摂取するようにしてください。

プラセンタ注射

注射器シミ、シワなど美肌の対策、更年期障害や冷え性の緩和など、女性特有の悩みの対策に役立ちます。

医療機関でしか、プラセンタ注射は受けられません。治療を始めた最初の数カ月は週に1~2回通院する必要があります。

1回の注射では効果が少なく、継続して受ける必要があるため、仕事や家事、子育て中の忙しい方には、時間の確保が難しくなります。

また、プラセンタ注射は保険適用外のため、費用が高くなります。

プラセンタ美容液

プラセンタ美容液はプラセンタ注射のように通院はいらず、毎日、自宅でのスキンケアでプラセンタが摂取できるため、手軽に始められます。

即効性はなく、日々のお手入れが大切です。

他の化粧品に比べて、プラセンタ配合の化粧品は価格が高めです。

科学的データや報告


プラセンタエキス摂取による肌の粘弾性(ハリ)改善効果とそのメカニズムを解明


常盤薬品工業 ニュースより
プラセンタエキス(胎盤重量30000mg相当量)を配合したドリンクを8名の女性(40~65歳)に2ヶ月間毎日摂取いただいた結果、成長ホルモンの一種であるIGF-Ⅰの血中濃度が上昇し、肌の粘弾性が有意に改善しました。この結果、プラセンタエキスは経口摂取においても美容効果を発揮することが明らかになりました。



プラセンタエキスのロコモティブ症候群に対する有用性の検討


日本補完立替医療学会誌 第14巻第2号 2017年9月99-100
プラセンタエキス3gの経口摂取を2週間継続することは、運動器機能を改善し、自立した生活の維持・改善に有用である可能性が示されました。


プラセンタについてのQ&A

プラセンタは効果がないと聞きました。本当ですか?

プラセンタに含まれる主な栄養素は身体の組織の修復や改善、身体機能の調節に関与します。プラセンタを数回摂取しただけでは効果をみるのは難しいでしょう。安全性の高いサプリメントやドリンクを毎日摂取したり、又は外から注射や化粧品でお手入れするなどして、継続することが必要です。

様々な論文では実験結果により、効果が報告されています。しかし、数か月続けて効果がない時は、ご自身の体質にあわないものでしょう。

プラセンタは女性のみが摂取しているイメージがあります。男性が摂取しても大丈夫でしょうか?

プラセンタには、ホルモンのバランスを整える作用、抗アレルギー作用、美肌対策などに役立つ成分です。体調管理のためとして、男性も摂取しても良いです。昨今は美容に意識の高い男性も増え、男性化粧品にプラセンタ配合のものもあります。

プラセンタのまとめ

体改改善プラセンタは様々な栄養素が含まれ、美肌つくり、自律神経の調整、抗酸化作用など、体質の改善に役立つ成分です。

主に、注射、サプリメント、ドリンク、化粧品で摂取することが出来ます。

ヒト、動物、植物から抽出したプラセンタがあり、各メーカーの衛生管理のもと、製造されています。

それぞれ安全性は高く、継続して摂取することで、効果があらわれやすくなります。

ご自身の生活に合わせた摂取法を継続してみてください。



【執筆者】管理栄養士 afcom

管理栄養士 afcom氏米国にて高等教育終了後帰国し、食物栄養学部を卒業。大学研究室にて秘書、翻訳を経験後、現在管理栄養士として栄養関連記事の執筆、栄養指導、英日・日英翻訳に従事。

「シンプルな食スタイルで元気になりたい」こんな思いを伝えていきたいと、日々探求しています。

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