ホスファチジルセリン(PS)の効果と効能 物忘れの改善や集中力アップ・うつ・認知症など

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
ps

ホスファチジルセリン(PS)とはリン脂質(レシチン)の一種で、タンパク質ととも細胞膜を形成する大変重要な物質です。人間の体は60兆個もの細胞から作られており、全ての細胞膜にホスファチジルセリンが存在し細胞膜の柔軟性を保つ働きをしています。

細胞膜に存在するホスファチジルセリンは細胞内への栄養素の取り込みと、老廃物の排出に重要な働きをしています。体内でホスファチジルセリンが最も多く存在すのは脳。そのため脳の栄養素とも呼ばれています。中でも神経細胞に集中し、脳内での情報伝達や血流に重要な働きをしています。

ホスファチジルセリンには脳への血流を改善し脳細胞を活性化させる効果があるため、認知機能障害,記憶障害,記憶力,注意力,判断力,集中力の改善など脳機能の向上に有効です。その他、気分の落ち込みや無気力,不眠などのうつ病の改善例もあります。

食品では牛肉や大豆に多く含まれますが含有量が少ないため、充分な量を食品から摂取するのは難しい成分です。

ホスファチジルセリンの効果的な取り方とサプリメント

ホスファチジルセリンは食品から摂取するのが難しい成分です。食品の中では大豆に多く含まれますが、1000粒以上食べないと効果的ではないと言われています。そのためサプリメントの利用がお手軽でよいでしょう。

ホスファチジルセリンサプリメントの摂取量

ホスファチジルセリンの摂取量は1日100mg~300mg程度が目安です。期間は最低でも数ヶ月間は必要とされています。記憶障害予防目的であれば1日100~200mg程度、脳機能の向上,改善ならば200~300mg程度を目安にしていください。

摂取量が少ないと効果がでないのでサプリメントを選ぶときは必ずホスファチジルセリンの量を確認してください。いずれにしても短期間では効果がでないので、長期間続けられる方法を選んでください。

ホスファチジルセリンの科学的データ

認知症に関する臨床試験

認知症患者33人にホスファチジルセリンを1日300mgを8週間投与した結果、検査指標による改善が認められた

記憶障害に関する臨床試験

記憶障害の患者149人を対象にした二重盲検試験。ホスファチジルセリン100mgを1日3回、12週間投与した結果、有意な記憶改善効果が認められた

ホスファチジルセリンの副作用と安全性

ホスファチジルセリンを適量摂っている範囲では副作用の報告はありません。薬との相互作用も現在のところありません。

【執筆者】大見 貴秀医師

大見貴秀医師帝京大学医学部卒業。麻酔科標榜医、麻酔科認定医、サプリメントアドバイザー。 日本麻酔科学会、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

「治療」よりも「予防」を重視して診療にあたる現役医師。麻酔科医として勤務するだけではなく、加齢による身心の衰えや疾患に対するアドバイスを行う。

フォローすると、最新のサプリメント情報を簡単に購読できます。