レスベラトロールの効果と効能 長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化させるアンチエイジング

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
resveratrol

レスベラトロールはブドウの種や果皮,落花生の薄皮に含まれるポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用を持っています。



スベラトロールとは

1939年(1939年と1940年という説有り)に北海道帝国大学の高岡博士によって発見されました。

ブドウの皮や落花生の薄皮の紫がかかった赤い色に含まれています。レスベラトロールが近年注目されているのはその強力な抗酸化作用と「サーチュイン遺伝子」と言われる老化を遅らせて寿命を延ばす遺伝子の働きを高める効果が期待されているからです。

特にサーチュイン遺伝子については2011年6月にNHKスペシャルで放送され大変注目されるようになりました。

活性酸素を消す抗酸化作用が大変強いため生活習慣病やガンの予防効果が期待できるとサプリメントの先進国アメリカでは注目されています。フランス人は動物性の脂肪が多い食事をしているのに心臓病での死亡率が低い「フレンチパラドックス」の秘密はレスベラトロールにあるのではと言われています。

ブドウの皮に含まれるレスベラトロールは、フランス人が大好きな赤ワインに含まれているためです。また赤ワインを飲む人は心疾患にもかかりにくいという報告もされています。

その他動物実験では血液をサラサラにする効果,抗炎症,血糖値を下げる効果が報告されています。

長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)とレスベラトロールの関係

サーチュイン遺伝子は抗老化遺伝子・長寿遺伝子ととも呼ばれ人の寿命に大きく関わっている遺伝子です。サーチュイン遺伝子は誰でもが持っている遺伝子です。カロリー制限や飢餓状態、特に炭水化物が不足すると活性化します。通常の生活を送ってるとほとんど活性化することのないサーチュイン遺伝子なのですが、近年の研究でレスベラトロールがサーチュイン遺伝子を活性化することがわかってきました。

レスベラトロールの効果的な取り方

レスベラトロールを多く含む食品は、赤ブドウの果皮やピーナッツの薄皮、赤ブドウから作られる赤ワインです。その他そのまま食品として食べることはありませんがサンタンベリーやイタドリなどにも含まれます。

赤ワインが好きな方は飲んでいるだけどある程度はレスベラトロールを摂取できますが、アルコールの摂取はその他の様々な健康問題に直結してしまいます。レスベラトロールを摂る目的で赤ワインを飲むのは適しているとは言えません。赤ブドウでは皮の部分に含まれているので、皮も一緒に食べるとよいと思われます。

レスベラトロールの健康効果を期待して摂取するのであれば、ワインやブドウなどの食品からよりもサプリメントから摂取する方が経済的にも成分の摂取量から見ても適しています。

レスベラトロールの科学的データ


血管内皮不全モデル豚における赤ワイン及びウォッカの心臓保護作用


J Surg Res. 2012 Dec;178(2):586-92. doi: 10.1016/j.jss.2012.06.009. Epub 2012 Jun 21.
Cardioprotective effects of red wine and vodka in a model of endothelial dysfunction.

高脂肪、高コレステロール食を与えられた27匹のオスの豚は赤ワイン摂取群、ウォッカ摂取群、プラセボ群に分けられ7週間後に分析を行いました。その結果、赤ワインのレスベラトロールのようなポリフェノールにより血管内皮不全が正常化され心臓保護作用が与えられることが示唆されました。




レスベラトロールの健康長寿効果について


レスベラトロールの健康長寿効果について 日本醸造協会誌 2012年10月 107(10) p.740-749
ワインを1日に3-4杯摂取すると認知症やアルツハイマー病を70-80%減少させることが報告されています。ほかのアルコールでは認知症のリスク低下が確認できないことから赤ワインに含まれるレスベラトロールやポリフェノールが認知症リスク低下に作用していると考えられます。


レスベラトロールの副作用と安全性

特に副作用などはないと考えられていますが、常識の範囲を超えた大量摂取ではなんらかの副作用があるかもしれません。サプリメントで1日の目安量を守って摂っている範囲では問題ありません。



【監修者】大見 貴秀医師

大見貴秀医師帝京大学医学部卒業。麻酔科標榜医、麻酔科認定医、サプリメントアドバイザー。 日本麻酔科学会、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員、生活習慣病アドバイザー。

「治療」よりも「予防」を重視して診療にあたる現役医師。麻酔科医として勤務するだけではなく、加齢による身心の衰えや疾患に対するアドバイスを行う。

フォローすると、最新のサプリメント情報を簡単に購読できます。