発芽玄米の効果と効能 ビタミン・ミネラルがたっぷり含まれる健康食

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発芽玄米の効果・効能はコレステロール値の低下,血糖値の低下,高血圧の改善,ストレスの軽減,不安感の解消などさまざまな効果が人を対象とした臨床試験で確認されています。

その他発芽玄米に含まれる豊富なビタミンミネラル・ポリフェノールなどの栄養が補給できるのも大きな魅力です。

発芽玄米とは

発芽玄米とは、玄米を1~2日間水につけてわずかに発芽させた米のこと。わずかに発芽状態にすることで栄養素が玄米の時よりも遙かに吸収されやすい状態になります。玄米と白米を比較すると玄米の方がマグネシウムカルシウムをはじめとするミネラル類,ビタミンB1やビタミンE,食物繊維,IP6,イノシトール,オリザノールなどの栄養素を多く含みます。

さらに発芽玄米には、ギャバと呼ばれる有効成分が白米の10倍(玄米の3倍)も含むようになります。ギャバ(GABA)とは、γアミノ酪酸というアミノ酸のことで、ストレスの軽減、不安の緩和、高血圧の改善,血糖値を低下させ糖尿病を改善する効果があります。

江戸時代に江戸では玄米の替わりにおいしくて食感の良い白米を食べる習慣が普及しました。地方から参勤交代で江戸に行くと江戸患い(現代の脚気)にかかってしまう人が多かったそうです。脚気はビタミンB1の欠乏症。白米に含まれているビタミンB1が玄米と比べると減ってしまった結果欠乏症にかかってしまったということです。

白米と比べて栄養価が豊富な栄養価が豊富な玄米ですが、調理に手間がかかったり、食感が悪かったりとあまり食べやすいものではありませんでした。発芽玄米は調理の面でも白米と同じように炊飯でき、白米にはないうまみを出すこともできます。調理には普通の炊飯器でもよいのですが、圧力釜の方がよりおいしく炊けます。

発芽玄米の作り方と炊き方

発芽玄米を入手するには市販されている発芽玄米を購入するか、自分で玄米を発芽させるかいずれかになります。最初は市販品を購入してみるのが手軽なのでおすすめです。ファンケルなど有名メーカーの発芽玄米が通販などで購入できます。炊き方もパッケージに記載されている通りに炊けばおいしく食べられます。

発芽玄米の作り方

発芽玄米を作るにはまず玄米を入手しなければなりません。玄米は通販や農協,お米やさんなどで入手できます。玄米から発芽玄米を作るのは比較的簡単で、室温で水を張った容器に玄米を1~2日入れておくだけで発芽してきます。

発芽の適温は30度くらいなので、温度管理をきちんとやればよりベター。この方法は手軽なのですが雑菌が繁殖しやすい環境です。また発芽が始まると独特のニオイがを放つようになります。最近では発芽玄米を作るための専用の釜が販売されています。安定して発芽する,衛生的などの面でできれば専用釜を使って発芽玄米を作りたいところです。

発芽玄米の炊き方

発芽玄米の炊き方は玄米とくらべるととても簡単です。白米を炊くのとほとんど一緒です。水加減も白米を炊くときと同じ程度で大丈夫です。最初は発芽玄米を10%-30%程度白米に混ぜて炊くのが良いと思います。

自分で発芽させた物は水分をたっぷりと含んでいるので、発芽玄米を抜いた白米だけの水加減で炊けばちょうど良い感じになります。購入してきた発芽玄米は乾燥しているのでパッケージに記載されている通りに炊飯すればおいしく食べられます。発芽玄米になれてきたら、量を増やすなど好みの食べ方を見つけてください。

発芽玄米の科学的データ


株式会社ファンケルの発表 発芽玄米の脂質代謝促進効果


健康美容EXPOニュース
第26回肥満学会の株式会社ファンケルの発表で、発芽玄米の摂取がエネルギー代謝に及ぼす影響の研究結果が報告されました。20歳前後の男性6名に精白米と発芽玄米のクロスオーバー試験を行いました。その結果、発芽玄米摂取後は酸素消費量と二酸化炭素排出量が増加する経口に見られ、より脂質代謝を促進する可能性が示唆されました。



発芽玄米の血圧調整作用


一般社団法人 高機能玄米協会HPより
正常血圧と軽症高血圧の人に1日240gの発芽玄米を8週間食べてもらいました。その結果、軽症高血圧の人の最大血圧が有意に低下を示し、最低血圧が低下傾向が見られました。一方、正常血圧の人に有意な変化は認められませんでした。そのため、発芽玄米の常食が血圧調整作用を持つことが示唆されました。



発芽玄米の肥満抑制効果を実証


第30回肥満学会 株式会社ファンケルの発表「発芽玄米の肥満抑制効果を実証」より
肥満マウスに対して高脂肪食のみを投与する群と、発芽玄米に含まれる成分「発芽米ステロール配糖体」を含む高脂肪食を摂取する群に分け2か月間飼育しました。その結果、体脂肪量の減少、動脈硬化を予防する酵素の活性が確認されました。

発芽玄米の副作用と安全性

特に副作用などはありません。自分で発芽玄米を作るときには安全性に十分注意してください。

30度前後の水に1-2日つける間に雑菌が繁殖したりする場合もあります。また玄米に農薬が残っている場合もあります。

発芽させる玄米はできれば無農薬で育てられたものを選ぶようにしてください。

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【監修者】大見 貴秀医師

大見貴秀医師帝京大学医学部卒業。麻酔科標榜医、麻酔科認定医、サプリメントアドバイザー。 日本麻酔科学会、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員、生活習慣病アドバイザー。

「治療」よりも「予防」を重視して診療にあたる現役医師。麻酔科医として勤務するだけではなく、加齢による身心の衰えや疾患に対するアドバイスを行う。

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