シミを消す方法~効果のある美白化粧品・サプリメントで予防・対策

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美肌シミとは、皮膚の中にメラニンという色素が沈着し、他の部分より色素が濃くなっている箇所のことを指します。皮膚の奥にはメラノサイトと呼ばれるメラニンを生成する細胞があり、様々な原因によりメラニンを生成します。

メラニンが生まれる3つの原因

メラニンは肌がなんらかのストレスに晒されることで防御のために生成されます。原因としては主に以下の3つになります。

紫外線

紫外線太陽光の中には波長によりいくつかの種類の紫外線が含まれます。その中のUVBという紫外線は、DNAを攻撃し傷つけます。紫外線から皮膚やDNAを保護するために、メラノサイトはメラニンを生成し、細胞を保護します。

通常、紫外線によるメラニンの生成は一時的なものなので、しばらくすると元に戻ります。しかし紫外線を浴び続けるなど紫外線ストレスが多い状況にいると、メラニンが過剰に生成され続け、皮膚に沈着してシミを引き起こします。

活性酸素

活性酸素は、人体に侵入した細菌やウイルスなどに対抗するために必要な物質です。しかし強い物質でもあるため、体内に活性酸素が増えると正常な細胞も攻撃してしまいます。メラニンは皮膚を活性酸素の攻撃から保護する作用もあるため、活性酸素の量が増えるとメラニンも同様に生成されます。

紫外線と同様に、活性酸素が体内に多くなる状態が続くほど、メラニンも皮膚に沈着し、シミを引き起こします。なお、活性酸素は以下のような原因で体内に増加します。

  • ストレス
  • 喫煙
  • 飲酒
  • 過度のスポーツ
  • 紫外線

生活環境からこれらの要素を排除することでシミの予防にも役立ちます。

炎症

皮膚に炎症が起こると、正常な細胞を作り出して皮膚を元の状態に戻そうとする作用が働きます。その際に、メラニンを作り出すメラノサイトの働きも活性化し、シミを誘発します。以下のような状態はシミに変わりやすくなるため、適切にケアをしましょう。

  • ニキビ
  • やけど
  • 虫刺され
  • 打撲、捻挫など
  • 湿疹
  • かみそり負け

シミセルフチェック~こんな生活をしている人は要注意~

シミが発生しやすい人は以下のような人です。

  • 紫外線対策をしていない
  • 日焼けをしやすい体質である
  • 夏は日焼けをするまで屋外のレジャーをしてしまう
  • 外での活動が多い
  • 喫煙をする
  • 大量に飲酒をする
  • ストレスが多い
  • 生活が不規則である
  • ニキビや吹き出物を放置してしまう
  • 生理周期の乱れやPMS,更年期障害のような症状がある

特に紫外線のダメージはシミの発生に直結するため気を付けたほうがよいでしょう。

シミを放置するとどんな危険性がある?

シミの悪化シミができている箇所は、メラニンの生成が過剰になっている可能性が高いです。そのためシミを放置するとシミが広がり、さらに大きなシミになってしまう危険性があります。そしてメラニンの沈着する量も増え、シミの色も濃くなってしまいます。

個人のケアではシミを完全に取り除くことは難しいですが、適切なケアを行うことでシミを薄く目立たないものにすることや、シミの広がりや色素の沈着を防ぐこともできます。

シミの予防方法:最重要は紫外線対策

シミを予防するために最も気を付けたいのは、紫外線からのダメージです。そのため日常生活の中で紫外線対策をするのが効果的です。紫外線自体は、夏だけではなく春秋冬、オールシーズンを通して存在します。曇りの日は紫外線量が少ないわけではありませんし、部屋の中でも完全に遮断できるわけではありません。

紫外線に対する耐性は個人間で差があるため、同じ時間紫外線に晒されていても日焼けや赤みが必ず発生するわけではありません。幼少時などに日焼けしやすかった覚えのある人は特に紫外線から肌を保護することを意識した方がいいでしょう。

紫外線の種類と性質

紫外線とはそもそもどのようなものなのでしょうか?太陽の光には、目に見える可視光線のほかに紫外線と赤外線があります。赤外線が最も波長が長く、続いて可視光線、紫外線と波長が短くなっていきます。紫外線はさらに、波長の長さによってUVA、UVB、UVCと分類されます。

UVC
UVCは紫外線の中でも波長が最も短い紫外線です。紫外線は波長が短ければ短いほど生体に対する有害性が強いですが、UVCはオゾン層によって吸収されるため、地上に届くことはありません。よって、美白対策にあたっては気にしなくても問題ない紫外線です。

UVB
UVBは地上に降り注ぐ紫外線の中の1割弱ほどの光です。地上に届く量は少ないですが、生体に対する有害作用が比較的強い紫外線です。季節としては夏に最も多くなり、重度の日焼けや炎症の原因となります。生体への影響も強いため、DNAや細胞を傷つける働きもします。生体への影響が強いので、表皮にあたるとメラノサイトを活性化させ、メラニン生成を促進させます。

UVA
UVAは紫外線の中で最も波長が長い光です。地表に届く紫外線のうち9割強を占める一番量の多い紫外線です。生体への有害性は低いですが、降り注ぐ量が多いため肌に継続的なダメージを与えます。またメラニン色素を褐色化させる作用があります。

紫外線に気を付けなければいけない季節と時間

紫外線を最も気を付けなければいけない時期は6-8月の夏季です。特に人体への悪影響が強いUVBは8月に最も多くなるため、メラニンが最も生成されやすい季節になります。夏季は特に紫外線対策を行わなければならない時期ですが、真冬でもUVA量は真夏の半分程度あります。そのため通年の紫外線対策が必要です。

紫外線量が最も強くなる時間帯は、太陽が空の真上にくる正午くらいの時間です。その前後2時間は、1日の中の5割強ほどの紫外線が降り注ぐ時間なので、特に入念な対策が必要になります。また晴天時を100としても曇りの日は50、雨の日でも20ほどの紫外線が降り注いでいます。天気に関わらず、紫外線対策はした方がよいでしょう。

紫外線から肌を守る方法

日焼け止め紫外線は通年存在するため、常日頃から肌を保護する必要があります。紫外線から肌を守るためにはこんなことがおすすめです。

帽子を被る
シミが一番目立ちやすい場所は顔です。そのため重点的に対策を行いたいものですよね。帽子を被ることで顔への紫外線の照射を防ぐことができます。一年を通して簡単にできる対策のためおすすめです。

黒色のグッズで肌を保護する
太陽光に晒した黒色のものが熱を持つのは、紫外線を吸収して熱に変換するためです。黒色は紫外線を吸収させる力がすべての色のなかで最も強いため、紫外線対策には黒色のグッズを選ぶのがオススメです。黒の服を着てしまうと熱を持って暑くなってしまうので、帽子や日傘、アームカバーなどを黒いものにするとよいでしょう。

日焼け止めや紫外線対策の化粧品を使用する
PAとSPFという言葉を聞いたことはあるでしょうか? PAはProtection grade of UVAの略でUVAに対する防止効果を表し、SPFはSun Protection Factorの略でUVBに対する防止効果の数値を表しています。

PAはPA+~PA++++の4段階、SPFはSPF20のように数値が入ります。+の数や数値の大きさは基本的に効果の高さを示します。自身の晒される紫外線の強さに応じた化粧品を使用することが大切です。以下を目安にしてください。

  • 買い物、通勤、通学、散歩などの日常生活:PA+~++、SPF10~20
  • 屋外でのレジャーやスポーツ:PA++以上、SPF20~30
  • 夏季のレジャーやスポーツ、マリンスポーツ:PA+++以上、SPF30~50

既にできてしまっているシミをなくす方法

シミを完全に消すことは非常に難しいですが、シミを薄く目立たないものにすることは可能です。まずは簡単なものから始めてみませんか?

美白有効成分が含まれた化粧品を使用する

化粧水シミを消すと謳う化粧品は多々ありますが、その中でも厚生労働省が「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」という表示を許可された美容有効成分を使用した化粧品があります。

厚生労働省へ薬事申請をする必要があり、基礎研究を経て薬事許可の取得まで10年ほどの時間が必要になるものです。しっかりとした研究と安全性試験に基づいた成分なので、信頼性が高くなっています。現在では約20種類ほど認可されていています。

スキンケアの際の肌への刺激を抑える

スキンケアをする際に知らず知らずのうちに肌へ刺激を与えていませんか?肌をゴシゴシ洗ってしまうと刺激がストレスとなり、メラニン色素の生成を促してしまいます。特にシミが目立ちやすい顔を洗う際は、ふわふわの泡タイプの洗顔料を使い、肌への刺激を少なくすることが重要です。

抗酸化作用のある食べ物を摂取する

活性酸素が体内に増えればその分、メラニンも生成されてしまいます。活性酸素を無害化するために抗酸化作用のある食品を摂取することもおすすめです。ビタミンACE(エース)とも呼ばれる抗酸化作用が強く、合わせて摂取することで効果もさらに高まるビタミンCビタミンEベータカロテン(ビタミンA)を中心に摂取するとよいでしょう。

βカロテンはニンジンやカボチャ、ホウレンソウといった色の濃い野菜、ビタミンEはアーモンドやゴマなどのナッツ類や牛肉、ビタミンCはオレンジやイチゴといった果物に多く含まれています。

睡眠時間をしっかりと確保する

沈着したメラニンは正常な状態ならば皮膚の新陳代謝に従って剥がれていきます。しかし睡眠時間を十分に取らないと新陳代謝が滞り、メラニン沈着部分がそのまま残ってしまい、より色素が濃く沈着してしまいます。睡眠時間を十分に取ることで新陳代謝が活発になり、シミを薄くする作用が期待できます。

入浴法を変える

「ヒートショックプロテイン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?別名「熱ショックプロテイン」とも言われるタンパク質のことです。

これは人間を含むほぼすべての生物が持つタンパク質で、熱やそのほかのストレスによって変性してしまったタンパク質を修復する作用があります。結果、新陳代謝を促し、美肌へ対する効果が期待できます。

ヒートショックプロテインは日常生活の中だと入浴による熱ストレスを体に与えることによって増やすのが手ごろです。ヒートショックプロテインを増加させるには40-42度の温度のお湯につかることが必要です。40度ならば20分、41度ならば15分、42度ならば10分ほどお湯に浸かりましょう。

あらかじめ自分の平熱を把握しておいて、入浴後の体温が平熱+1.5度程度になっていれば成功です。時間経過に伴い、平熱程度まで体温は下がっていきますが、ヒートショックプロテインは体内で生産されています。入浴の際は水分不足にならないようにペットボトルの水を用意しましょう。

シミ対策や美肌に効果的な化粧品成分や食品成分5つ

1:ハイドロキノン

クリームシミは、メラノサイトという細胞で作られたチロシナーゼという酵素が、チロシンというアミノ酸をメラニンに変化させることで発生します。

ハイドロキノンはチロシナーゼの働きを阻害し、チロシンがメラニンに変化することを防ぎます。また同時に、メラノサイトに対する毒性も持っているため、メラノサイトの活動を弱める働きがあります。

医薬品としての認可もある、非常に作用の強い成分のため、効果は非常に高いです。処方箋無しでも買うことができるため、シミに悩んでいる人にとっては嬉しい成分ですが、以下のことに気を付けましょう。

事前にパッチテストを行う
ハイドロキノンは非常に効果が強い成分のため、人によっては副作用として赤みや炎症、かゆみを引き起こす場合があります。事前にばんそうこうやガーゼにハイドロキノンが含まれた化粧品を塗り、二の腕などに張り付け1日様子を見ましょう。

赤くならなければ使用しても問題ありません。ただし継続使用している最中に赤みが発生したら皮膚科などで診てもらいましょう。

紫外線対策
ハイドロキノンはメラニンの生成を抑え、シミの改善や予防にも効果があります。しかしメラニンは肌を紫外線から保護するために必要不可欠なものでもあるので、ハイドロキノンの使用中は紫外線に弱くなるという副作用も発生します。

そのため紫外線対策は必ず必要になります。特に日焼け止めは必ず使用するようにしましょう。

保存に注意する
ハイドロキノンは非常に酸化しやすい物質のため、保管にも気を付けましょう。冷暗所で保管し、1か月程度で使い切るようにしましょう。酸化したハイドロキノンは肌に有害な作用があるので、使い切らなかった場合は捨ててしまいましょう。

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アンプルール ラグジュアリーホワイト

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7日間トライアルキット 1,890円
高い美白効果をもちながら肌への刺激の少ない「新安定型ハイドロキノン」を配合した集中美容液と、アルブチン配合の全体用美白美容液の2本使いで、シミとくすみに働きかけます。

2:ビタミンC誘導体(美白有効成分)

ジェルビタミンCは高い抗酸化力をもつ物質で、活性酸素の無毒化や新陳代謝の活性化、メラニンの色素沈着の抑制、コラーゲンの生成促進といったお肌に嬉しい作用があります。

しかし非常に酸化しやすく壊れやすいため、肌に塗っても浸透する前に酸化してしまい、効果がほとんどなくなってしまうという欠点があります。

ビタミンC誘導体はビタミンCの前駆体であり、皮膚に浸透してから人体の酵素によってビタミンCへと変化するという特徴をもっています。そのため、酸化しやすいビタミンCの欠点を補うことができます。

ビタミンC誘導体には3種類あります。

一つは水溶性ビタミンC誘導体で皮膚に吸収されやすい性質があります。化粧水やローションといった化粧品に配合され即効性があることが特徴です。

2つ目は通常、水溶性であるビタミンCを油に溶ける性質にした脂溶性ビタミンC誘導体です。油に溶けるため、クリームなどに含めることが可能で、浸透性が高く効果も持続します。また主にクリームやジェルタイプの化粧品に使用されており、敏感肌や乾燥肌などお肌が弱い人も安心して使うことが可能です。

最後は水溶性、脂溶性どちらの性質ももつ新型ビタミンC誘導体(APPS)です。水溶性のよい部分と脂溶性のよい部分を併せ持ち、浸透性、保湿性、活性酸素除去、コラーゲン生成促進などあらゆる効果が高い誘導体です。

ビタミンC誘導体のもつそれぞれの特徴を把握して化粧品を使用することが重要です。

bulbビタミンC誘導体配合の化粧品
フジフイルム アスタリフト ホワイト

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5日間トライアルキット 1,000円
独自技術でナノ化したことにより、美白有効成分ができたシミの根元にしっかり届きます。美白とうるおい・ハリを同時に実感できる配合。

3:アルブチン(美白有効成分)

化粧水アルブチンはコケモモやリンゴ、梨などに含まれている物質です。ハイドロキノンとブドウ糖が結合した物質で、同じく肌に対する美白作用が期待できます。アルブチンはメラニンを合成するチロシナーゼの働きを阻害することに優れています。

アルブチンはブドウ糖の結合する形によってα-アルブチンとβ-アルブチンの2つに分かれます。どちらも美白作用はありますが、効果としてはα-アルブチンの方が強いということが判明しています。

ハイドロキノンと比べると、美白作用自体はハイドロキノンに軍配が上がります。しかし肌への刺激はアルブチンの方が少なく、肌が弱い人でも安心して使用することができます。ハイドロキノンはすでにシミができてしまった部分を薄くしたり消したりするために使用されますが、アルブチンはシミを予防する目的で使用されます。

bulbアルブチン配合の化粧品
フジフイルム アスタリフト ホワイト

フジフイルム アスタリフト ホワイト

5日間トライアルキット 1,000円
アスタリフトホワイトシリーズの化粧水はアルブチン配合。続いて使うビタミンC誘導体配合の美容液を届きやすくします。

4:ニコチン酸アミド(美白有効成分)

美容液ニコチン酸アミドは別名「ナイアシン」とも呼ばれるビタミンB群の一つです。ビタミンとしては摂取が必要不可欠な必須栄養素ですが、化粧品としては厚生労働省に美白有効成分として認可がされている美容成分です。

メラノサイトで生成されたメラニン色素は表皮細胞へと受け渡されることでシミになります。ニコチン酸アミドは、メラニン色素が表皮細胞に受け渡されるのを阻害し、シミを防ぎます。

メラニン色素の生成を抑える作用のある成分は多くありますが、メラニン色素が表面化するのを防ぐ成分はあまりありません。メラニン色素の生成を抑える成分と併用することでなおシミを抑える作用が強くなります。

5:アスタキサンチン

アスタキサンチンアスタキサンチンは、トマトのリコピン、ニンジンのβカロテンなどと同じくカロテノイドの一種です。自然界においては鮭や鱒、エビやカニなどの赤みをもった生物が含有しています。もともとはヘマトコッカスという藻類が含有しているカロテノイドで、食物連鎖によって鮭などの魚類やエビなどの甲殻類に含まれていきます。

アスタキサンチンは「最強の抗酸化物質」とも呼ばれている物質で、抗酸化力はビタミンEの1000倍ともいわれています。体内の活性酸素を除去する力が非常に強いため、紫外線によって発生する活性酸素を除去しメラニンの生成を抑制する作用が期待できます。

同時に、アスタキサンチンは「脳血管関門」と呼ばれる、脳に不要な物質を入れないようにする関所のような働きをする器官を通ることができます。脳血管関門を通過でき、脳血管への活性酸素の害を軽減することのできる貴重な物質なので、生活習慣予防などの健康維持についても大きな効果が期待できます。

食品の中では、上述したように鮭や鱒、カニ、エビといった赤みのある食品や、イクラやタラコといった食品にも多く含まれています。ただし傾向として、塩分やプリン体などが多い食べ物に多く含まれているので、サプリメントなどで摂取するのがお手軽でしょう。アスタキサンチンは脂溶性なので、油と一緒に摂取しないと効果が低くなってしまいますが、ドリンクタイプに含まれているアスタキサンチンは乳化されており、吸収効率がよくなっているためおすすめです。

シミのない美肌のための生活習慣アドバイス

美白のために必要な生活習慣は、基本的には以下の通りです。

  • 規則正しい生活
  • 充分な栄養素
  • 充分な睡眠時間
  • ストレスを溜めない
  • 適度な運動をする
  • 紫外線を避ける
  • お肌のケア

紫外線を避けることで、そもそもシミ自体の発生を抑えることができます。

また、規則正しい生活や睡眠時間、栄養素などを守ることで、体内のバランスが整えられ適切な新陳代謝が行われます。新陳代謝が行われることで、メラニン色素は時間とともに皮膚から剥がれ落ち、元の肌色に戻ります。

反対に正しい生活習慣を行わないと、新陳代謝が正常に行われず、色素の沈着などシミの原因となってしまいます。肌の新陳代謝は28日で一周期になるといわれています。肌の調子が気になる方はまず生活習慣の見直しを一か月試してみましょう。

皮膚科・美容外科など医療機関でのシミ治療

シミが気になる人は、皮膚科、美容外科などの医療機関で治療することも一つの手でしょう。シミの治療は内服薬、注射、外用薬、レーザー治療などが候補に挙がります。

内服薬

ビタミンC、各種ビタミン群
ビタミンCやビタミンB群など、肌の新陳代謝に必要な栄養素を補給することで肌の再生を促します。特に肌の状態に問題のない極軽度なシミの場合に使用されたり、他の手術法と合わせて使用されたりします。

トラネキサム酸
メラニン色素を作る細胞であるメラノサイトが活性化するのを阻害します。メラニン色素の発生を抑えるためシミに対して有効です。

注射

高濃度ビタミンCやプラセンタなど、シミに対して効果的な成分を直接血液へと注射します。サプリメントとしても摂取される成分ですが、注射をすることで即効性のある効果が期待できます。

外用薬

ハイドロキノン
市販の化粧品に含有されるハイドロキノンの濃度は5%未満ですが、医師による処方でそれ以上の濃度のハイドロキノンが含まれる外用薬を処方することが可能です。ハイドロキノンは肌の漂白作用が強いため、既にできてしまったシミを改善する効果が期待できます。

トレインチノン
トレインチノンは、体内でビタミンAとして働くビタミンA誘導体の一つです。肌の新陳代謝を促進させ、メラニン色素が剥がれ落ちる周期を速めるため、シミに対して効果があります。またハイドロキノンの浸透を高める作用もあるので併用されることも多いです。

レーザー治療:Qスイッチレーザー治療

Qスイッチレーザーは、極短時間のレーザー照射によって特定箇所のメラニンのみを破壊する治療です。沈着したメラニン色素を直接破壊するため、シミ改善の効果が非常に高い治療法です。ただし、高エネルギーであるレーザーを直接照射するので痛みや炎症が発生するため、術後のケアが必要です。

光治療:フォトRF

「IPL」という、光とRFという高周波を同時に照射する治療法です。IPLは特定のものにのみ働くため、メラニン色素にのみ熱によるダメージを与えることが可能です。またRFが肌の深部まで伝わり、新陳代謝を活性化し、メラニンが剥がれ落ちる周期を早めたり、コラーゲンを生成する皮膚繊維芽細胞を活性化させたりします。

ピーリングによる治療

ピーリングは、メラニン色素が沈着してしまったり汚れてしまったりした角質を除去する治療法です。紫外線やストレスなどの外的要因で肌の新陳代謝のタイミングを正常にする作用があります。主に酸がピーリング剤として使用されます。肌の体質や状態に合わせて使用するピーリング剤が選ばれます。

美容外科、美容皮膚科の治療の中でもシミの除去は最もメジャーなものの一つです。ここに挙げた治療法はごく一部で、他にもお肌の状態に合わせたさまざまな治療法が存在します。シミの度合い、体質、価格など、さまざまな観点からベストな治療法を選ぶことが重要です。シミが気になる人は、まずカウンセリングだけでも受けてみるのはいかがでしょうか。

※シミの改善にはシミの種類を知りましょう

シミと一言に言っても実は様々な種類があります。それぞれで治療法は大きく異なるためどのタイプのシミなのかを把握することが重要です。

老人性色素斑
一般的にシミと呼ばれるものです。上述しているシミについての解説もこのタイプのシミになります。紫外線や加齢によりメラニン色素の沈着が発生することで現れます。老人性という文字が入っていますが早ければ20代から発生する可能性があります。大きくなったり濃くなったりすることも特徴です。

雀卵斑(じゃくらんはん)
いわゆるソバカスです。主に遺伝的な要素によって発生します。頬や鼻周りを中心に3ミリほどの点状に広がって出現するのが特徴です。遺伝的なものなので化粧品などでも多少薄くする程度が限界で、除去するにはレーザー治療が必要な場合が多いです。ただし再発の可能性もあります。

炎症性色素沈着
ニキビや虫刺されなどにより炎症が発生した後に出現するシミです。基本的には一時的なもので肌が新陳代謝をするにつれ薄くなって次第に消失します。同じ箇所に何回も炎症が発生したり、炎症が発生した箇所に紫外線ストレスを与えたりすると稀に色素が沈着してしまう場合があるので注意が必要です。

肝斑
頬や頬骨などに沿って左右対称で現れるシミです。ホルモンバランスの乱れにより発生すると考えられています。老人性色素斑に似た症状ですが、原因が全くの別物であるため治療法も異なります。刺激により悪化してしまう可能性もあるためレーザーなど外科的な治療ではなく内服薬にて治療することがほとんどです。

シミはそれぞれが非常によく似ているため自己判断で治療を勧めようとすると効果が薄かったり無かったりする可能性もあります。本格的にシミを改善したい場合は自分がどのタイプのシミなのかを把握する必要があるため、一度皮膚科や美容外科などで診てもらいましょう。

美白にまつわるQ&A

腕など、ボディ(体)の美白のコツはありますか?

紫外線への露出が多い腕や足の紫外線対策を行いましょう。シミの発生する原因のほとんどが紫外線によるダメージによります。日傘を使う、アームカバーを利用する、日焼け止めクリームなどを塗る、ズボンを着用するなどの対策が有効です。

ニキビ跡に美白美容液は効果がありますか?

成分によります。ニキビ跡はニキビによって発生した炎症部にメラニン色素が沈着して発生します。既にシミができてしまっているため、ハイドロキノンやビタミンC誘導体などの、既に存在するメラニンを除去するタイプのものを選択しましょう。炎症性の色素沈着の場合、新陳代謝によって改善される傾向にあるので、ピーリング作用のある石鹸などを利用するのもおすすめです。


敏感肌で、美白化粧品を使うと乾燥が気になったり、日焼け止めで肌が荒れてしまったりします。自分にもできるケアはありますか?

敏感肌とは肌のバリア機能が弱まり刺激に対して弱くなっている状態を指します。明確な数値的な定義が存在するわけではありません。敏感肌の人が気を付けることはなるべく低刺激の化粧品や日焼け止めを利用することです。以下をポイントにしてみましょう。

・無香料、無着色のものを利用する
・保湿効果のあるものを利用する
・天然素材から作られているものを利用する

また肌に合うかどうかは使ってみるまで分からないため、事前にパッチテストを行うとなお安全です。
敏感肌でも肌荒れしにくい化粧品には共通点があった。おすすめの成分、NGな成分の見方

最強の美白成分を挙げるとしたら、何になりますか?

あくまで個人的な意見ですが、最強の美白成分を挙げるとしたら、医師により処方される高濃度のハイドロキノンであると思います。医薬品であるため効果は保証されています。ただし濃度が高くなればなるほど副作用の可能性も出てくるので、慎重な判断が必要になります。

もともと地黒なのを全体的に色白にすることはできるでしょうか?

肌本来の色は二の腕やお尻の色で確認することができます。地黒であっても、そのくらいの色までは肌を白くすることができます。ただし、メラニン量が多いということは、紫外線での対策をより厳格にしないとすぐに黒くなってしまうということでもあります。日焼け止めクリームをつかったり日傘をつかったりといった紫外線対策はしっかりと行いましょう。またメラニン色素の沈着を防ぐため、抗酸化成分をしっかりと摂取することも有効です。


シミは皮膚にメラニン色素が沈着することで発生します。主な原因は紫外線によるダメージや活性酸素、炎症などです。特に紫外線はシミの発生に大きく関わっており、紫外線を避けることでシミの発生や悪化を防ぐことができます。

シミを改善するには既にシミができている部分のメラニンを除去するか、そもそもメラニンの発生を抑え予防するかどちらかになります。シミの種類に合わせて化粧品やサプリメントなど効果的なものを選びましょう。

美白・シミが気になったら試したい化粧品やサプリ

bulbハイドロキノン配合の美白化粧品
“アンプルール ラグジュアリーホワイト”

アンプルール ラグジュアリーホワイト

トライアルキット 1,890円
新安定型ハイドロキノン配合の集中美容液をはじめ、化粧水、薬用美白美容液、美容乳液ゲル、美白クリームのセットを試せるトライアルキット。


bulbビタミンC誘導体・アルブチン・アスタキサンチン配合の美白化粧品
“フジフイルム アスタリフト ホワイト”

フジフイルム アスタリフト ホワイト

5日間トライアルキット 1,000円
美白有効成分アルブチン・ビタミンC誘導体、ナノAMA、アスタキサンチン・コラーゲンを同時配合。成分がシミまでしっかりと届き、うるおいを閉じ込めます。


bulb敏感肌・乾燥肌向けの美白化粧品
“ポーラ・オルビス サエル”

ポーラ・オルビス サエル

10日間トライアルセット 1,480円
女性誌で受賞多数の実力派。シミ・そばかすのできやすい敏感・乾燥肌特有のメラニン生成を防ぎ、バリア機能をアップして肌本来の美しい状態に保ちます。


bulbシミ改善のための内服薬
“アインファーマシーズ ロスミンローヤル”

アインファーマシーズ ロスミンローヤル

初回限定 1,900円+税(1か月分)
シミと小ジワの両方に対し効果の認められた医薬品。生薬の力でできてしまったシミ・そばかす・小ジワを薄くし、女性特有の冷え性、肩こり、腰痛などの不調も改善。

“エスエス製薬 ハイチオールCホワイティア”

エスエス製薬 ハイチオールCホワイティア

1か月分 2,678円
L-システインが肌細胞の生まれ変わりを促進し、ビタミンCとの相乗効果で過剰なメラニンを排出させる医薬品。肌に沈着したメラニンも無効化。42日以上の継続がおすすめです。



【執筆者】大見 貴秀医師

大見貴秀医師帝京大学医学部卒業。麻酔科標榜医、麻酔科認定医、サプリメントアドバイザー。 日本麻酔科学会、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員、生活習慣病アドバイザー。

「治療」よりも「予防」を重視して診療にあたる現役医師。麻酔科医として勤務するだけではなく、加齢による身心の衰えや疾患に対するアドバイスを行う。

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