毛穴の黒ずみ、毛穴の開きをなくす化粧品選びと洗顔のテクニック

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毛穴って必要なの?毛穴が開いてしまう原因とは?

毛穴の開き毛穴が開いてしまうと皮膚にぽつぽつとした小さな穴があるように見えてしまいます。さらに症状が悪くなると小さな穴に黒いものが詰まってまるでいちごのように見える「いちご鼻」になってしまうことも。

なぜ毛穴は人の顔に存在しているのでしょうか。そしてどうして必要なのでしょうか? その理由と、目立ってしまう毛穴の開きの対処法を解説していきます、

毛穴の開きの原因とは?毛穴の開きチェックリスト

毛穴の開きには皮脂の分泌が大きく関わっています。以下のチェックリストに当てはまる人は毛穴が開きやすい傾向にあります。

  • 肌が脂っぽい
  • 肌が乾燥している
  • 30歳以上の年代である
  • ニキビ(思春期ニキビ大人ニキビ)がよくできる
  • 脂っぽい食べ物をよく食べる
  • 空調が効いた部屋にいることが多い

なぜ、これらのチェックリストに当てはまる人は毛穴が開きやすいのでしょうか?

毛穴の役割と開いてしまう原因とは?

毛穴は決して悪者ではありません。むしろ人間の皮膚の健康を守る役割を果たしています。毛穴の役割には以下のようなものがあります。

汗を出す
毛穴の中には汗を出す汗腺が存在しています。汗は人間が体温を調整するのに必要です。

皮脂を分泌する
毛穴の中には皮脂を分泌する皮脂腺が存在しています。皮脂は汗と混ざることで皮膚から水分が奪われないようにするバリアー機能を果たします。また、表皮常在菌のエネルギー源となり、外部の細菌やウイルスから皮膚を守る働きもしています。

体温を調整する機能
汗が熱いと感じた時に体温を低くする働きをするのに対して、毛穴は寒いときに体温が外に逃げるのを防ぐ働きをします。寒さを感じたら毛穴が収縮し、皮膚の表面積を小さくすることで熱の発散を防ぎます。

これらの働きをするため、毛穴は人間の健康を維持するために必要な器官と言えます。毛穴が開いてしまう原因は、以下の4つがあります。

1. 皮脂の分泌量が過剰

毛穴に存在する皮脂腺から皮脂が過剰に分泌されると、毛穴の中に皮脂が溜まって毛穴が広がって見えてしまいます。体質的に皮脂の分泌量が多い人はもちろん、脂っぽい食べ物をよく食べる人も皮脂の分泌量が多くなる傾向にあります。

2. ニキビができやすい

ニキビが発生してそのまま放置して「膿ニキビ」「黄ニキビ」と言われる状態になってしまうと、炎症によりできた部分の周辺の細胞が壊れてしまいます。その結果、毛穴が開いたままになってしまいます。

ニキビが発生したのち特に治療を行わない人や、若い頃ニキビが多かった人は毛穴が開きやすいといえるでしょう。

3. 乾燥肌

皮膚が乾燥すると水分を保持しようとするため、皮脂の分泌量が増加します。皮脂が増えることで毛穴に皮脂が詰まり開きやすくなってしまうほか、ニキビの原因になってしまいます。

体質的に乾燥しやすい人や常時、空調の効いた部屋のいることが多い人の皮膚は、乾燥しやすくなり、毛穴も開いてしまいます。

4. 加齢

人が加齢していくと、皮膚の弾力を維持するコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを合成する皮膚線維芽細胞の働きが低下していきます。それらの成分が少なくなると皮膚の土台が弱くなり、ハリが失われていきます。

ハリが失われた肌には皮脂や角質が角質に詰まりやすくなっているため、毛穴が開きやすくなっています。

毛穴の開きが黒ずんでしまう原因とは?

毛穴の開きは、そのまま症状が進行すると黒くブツブツのようになってしまうことがあります。毛穴の開きが黒ずんでしまう原因は「角栓」です。

古い角質や皮脂は、皮膚が新陳代謝をするとともに徐々に剥がれ落ちていきます。しかし、毛穴に開きが生じているとその部分にどんどんと蓄積していってしまいます。蓄積した角栓は酸化すると黒っぽい色へと変化します。そのため、毛穴に黒いブツブツが発生したように見えてしまいます。

特に皮脂の分泌が過剰な人の場合、毛穴が開きやすく、同時に詰まりやすくなってしまうため毛穴に黒ずみが発生しやすくなります。

毛穴の開きや黒ずみの予防・改善・対策法

毛穴の開きや黒ずみは、うまく自分でケアをすることによって改善したり予防したりすることが可能です。自宅でできるケアを中心に毛穴の開きや黒ずみの対策をご紹介します。

自宅でできる毛穴の開き・黒ずみのケア

毛穴の開きと黒ずみを改善する最大のポイントは「皮脂の分泌量」を軽減することです。そのためには自宅でこのようなケアを行うとよいでしょう。

スキンケア製品の選び方

毛穴の開きを改善する化粧水皮脂の分泌量を減らすためのスキンケア製品の選び方のポイントは、「成分をチェックすること」です。

化粧品や化粧水、クリームなどの美容製品に使われる成分は、非常に多岐に渡ります。それぞれによって特徴が異なるため、しっかりと毛穴の開きを解消する成分が使われているものを使用しましょう。以下のような成分が含まれたものがおすすめです。

保湿成分が十分含まれていること
皮膚の乾燥は過剰な皮脂の分泌を招き、毛穴が開いてしまう原因となります。これは毛穴を開かせてしまうだけではなく、毛穴に皮脂を詰まらせてしまったりニキビになりやすくしてしまったりするため、保湿成分がしっかりと含まれている製品を選ぶようにしましょう。

代表的な保湿成分にはコラーゲンやヒアルロン酸があります。中でもおすすめなのが、セラミドが含まれている製品です。

セラミドは特に保湿力が強く、水分を皮膚から逃さない作用に優れています。この時、ナノ化して分子量が小さくなっているセラミドを使用するとなおよいでしょう。分子量が小さくなっていることにより皮膚の奥底まで浸透して、しっかりと保湿してくれます。

米発酵エキスを使用した製品を選ぶこと
米発酵エキスの毛穴の開き改善効果古来より、米の発酵に関わる「杜氏(とうじ)」の手はスベスベで美しいことが知られていました。そこで米の発酵パワーに着目され、化粧品として利用されているのが「米発酵エキス」です。なかでも「ライスパワーNo11」という素材は強い保湿力をもっており、その効果は医薬部外品の効能として厚生労働省より「水分保持機能」を改善すると表示することがに認可されているほどです。

米を発酵させたエキスの中には、アミノ酸やペプチド、各種糖類がバランスよく組み合わされています。それらの成分が肌に浸透して、もともと皮膚に含まれているセラミドの働きを助けるため、自分から保湿力を生み出すことが特徴です。

炎症を抑える成分が含まれていること
ニキビをはじめ、皮膚に発生する炎症は周囲の細胞を破壊してハリや弾力性を失わせてしまいます。炎症を防いだり改善をする成分が含まれているスキンケア製品を使用することで、炎症の被害を最小限に抑え肌へのダメージを少なくすることができます。

炎症を抑える成分には「コウキエキス」「カミツレエキス」「コウジ酸」などがあります。

洗顔の仕方

毛穴の開きを改善する洗顔の仕方毛穴の開きや毛穴の黒ずみを予防するためにゴシゴシと洗顔してしまうと、かえって逆効果になってしまうかもしれません。

皮脂は毛穴が開く原因になってしまいますが、同時に水分を保つという役割もしています。ゴシゴシと洗顔をしてしまうことで皮脂が必要以上に取り除かれてしまい、乾燥肌を招いてしまいます。

乾燥肌になると皮膚が乾燥しやすいため、どんどんと角質や皮脂が剥がれてしまいます。その結果、毛穴に角栓が溜まりやすくなり、毛穴の開きや黒ずみにつながります。洗顔を行う際は、次のポイントに気をつけましょう。

なるべく泡立つ洗顔剤を選ぶ
手でゴシゴシと洗顔をしてしまうと皮脂は洗い落とせますが、過剰に落としてしまいがちになってしまいます。

そのため、手でゴシゴシとこすって洗うのではなく、十分に泡立った泡で優しく包み込むように洗うようにしましょう。そのためにもなるべく泡立つ洗顔剤を選ぶことが重要です。皮膚は刺激に弱いため、柔らかい泡で包み込むように洗うことでダメージを最小限に抑えます。

お湯は36度から38度くらいのぬるめのお湯で
熱いお湯で洗顔をすると皮脂が剥がれやすくなってしまうため、過剰に除去されやすくなってしまいます。ぬるめ程度の36度から38度くらいのお湯で洗顔をするとよいでしょう。

洗う時はTゾーンとUゾーンを念入りに
皮脂が多く分泌されがちなTゾーン、Uゾーンは比較的しっかりと洗うようにしましょう。かといってゴシゴシと洗うのではなく、泡を乗せるイメージで指が直接皮膚に触れないように心がけましょう。

そそぐときはしっかりとそそぐ
洗顔料が顔に残ってしまうと、刺激になりニキビや肌荒れの原因となってしまいます。洗顔後はしっかりとそそいで洗顔剤を顔に残さないようにしましょう。

水分は清潔なタオルでふき取る
入浴が終わった後、水分を拭きとるときは清潔なタオルを使うようにしましょう。何度も使用したようなタオルは細菌が繁殖しているため、せっかく洗顔したのにまた汚してしまう結果になります。ニキビの原因にもなり毛穴の開きにも繋がるため、清潔なタオルを使用しましょう。

洗顔後は保湿をする
洗顔後は気化熱が発生するため、皮膚から水分が失われがちです。洗顔後はしっかりと化粧水や保湿クリームで保湿するようにしましょう。

お手軽ケア「毛穴パック」はやってもいいの?

主に鼻の毛穴の詰まりを除去するために行う毛穴パック。効果はてきめんで、実際に取れる角栓を見ると嬉しくなってしまうと思います。しかし、毛穴パックは行ってもよいのでしょうか?

毛穴パックは、シートを小鼻など毛穴が目立つ部位に張り付けて剥がしとるタイプのものがメインです。これは、強い粘着力で毛穴の中に潜んでいる角栓を一気に剥がしとります。

この方法は皮膚に大きな負担となり、必要な皮脂や角質層も取り除いてしまう可能性があるため、肌荒れを招いてしまう可能性があります。完全に禁止ということはありませんが、回数は控えるようにしましょう。頻度は、皮膚がターンオーバーを行う約1か月に1度くらいならば問題ないでしょう。

ただし、毛穴パックを行った後はしっかりと保湿をすることが重要です。

医療機関での毛穴の開き、黒ずみの治療

毛穴の開きを診察するクリニック毛穴が開いてしまう状態は、美容皮膚科で治療をすることができます。黒ずみも同じく治療可能です。毛穴の開きや黒ずみがどうしても気になってしまう場合は、一度カウンセリングを受けるのもよいでしょう。美容皮膚科で行う毛穴の開きや黒ずみの治療にはこのようなものがあります。

フラクセルレーザー

フラクセルレーザーは、光によって皮膚にごく小さな穴を開ける治療法です。わざと皮膚にダメージを与えることで新陳代謝を促し、皮膚を新しいものにしてくれます。毛穴の開きや黒ずみだけではなく、シミシワ、ニキビなど様々な皮膚の悩みに効果のある施術です。

FDA(アメリカ食品医薬局)で認可を受けている機器であるため、安全性と信頼性が非常に高いことも特徴です。

治療はおよそ20分で済みます。熱による痛みが発生するため、痛みを軽減する麻酔クリームを使用する必要があります。

顔全体の場合、1回およそ6万円から10万円で治療を受けることができ、定期的に通うことで全体的に皮膚の調子を上げていきます。新陳代謝を促すため、施術をしてからしばらくは紫外線に対して弱くなってしまいます。そのため治療後はUVケアが必要です。

ピーリング

ピーリングは、サリチル酸やフルーツ酸、酸化アルミニウムなどを使用して皮膚の古い角質を取り除き、新陳代謝を活性化させる働きのある施術です。

毛穴が広がってしまう原因の一つとなる皮脂の過剰分泌や、黒ずみの原因となる古い角質が毛穴に溜まるのを防いでくれる作用があります。肌の新陳代謝の周期も正常に整えてくれる作用があり、皮膚の健康を取り戻す施術です。

およそ1回あたり2万円ほどで施術を受けることができます。ケミカルピーリングは比較的安価な分、月に2回程度継続的に施術を受けることで効果が上がります。毛穴の開きや黒ずみだけではなく、ニキビやシミ、シワなど皮膚のトラブルを全体的に改善する働きがあります。

フォトRF

フォトRFは高周波の光を皮膚に照射することで表皮の奥にある皮膚線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの成分の合成を促進させる施術です。

熱ではなく光であるため、痛みもほとんどなく、体に負担をかけずに治療をすることが可能です。フォトRFもフラクセルレーザーと同じくFDAに認可された非常に安全性の高い施術です。およそ1回あたり2万円から4万円程度で施術を受けることができ、月に1度ほどの頻度で通院をすると効果が高まるでしょう。

高濃度ビタミンC誘導体ローション

高濃度ビタミンC誘導体は、体内でビタミンCに変化するビタミンCの前駆体です。ビタミンCは壊れやすく不安定な物質であるため、皮膚に塗ったとしても十分に肌へ浸透しませんでした。しかしビタミンC誘導体はしっかりと肌の奥の真皮まで浸透し、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の合成を促進させてくれる作用があります。

また、ビタミンC誘導体は皮脂の分泌を抑制させる働きもあるため、毛穴が開く原因と、黒ずむ原因を一気に解消してくれる作用があります。

ビタミンC誘導体が含有されている化粧品は市販もされていますが、美容皮膚科で処方を受けることにより、より効果の高い高濃度のものを手に入れることが可能です。値段はクリニックによって様々です。

毛穴の黒ずみによくあるQ&A

毛穴パックは肌に悪いというのは本当ですか?一度すっきりしたいので使ってみたいのですが…

毛穴パックは剥がす際に大きな力がかかるため、皮膚にはあまりよくありません。しかし毛穴の詰まりを取り除く力が強いことも事実です。あまりやらないほうがいいのは確かなのですが、回数をしっかりと抑えるならば問題ないでしょう。

肌がターンオーバーするおよそ1か月に1回くらいならば行っても大丈夫です。ただし毛穴パックを使うことによって、皮膚は皮脂が取り除かれたり角質が取り除かれたりするため、肌は乾燥しがちになってしまいます。毛穴パックを使用したあとはしっかりと保湿するようにしましょう。

乾燥肌なのですが、小鼻の周りだけは皮脂がよく出るようで、毛穴が黒ずんでしまいます。あまり刺激の強いグッズは使えないのでおすすめの方法を教えてください。

質問者さんのような肌タイプの方には、皮脂の分泌を抑えて、同時に新陳代謝を活性化させる方法がおすすめです。ビタミンC誘導体が含まれた化粧水や保湿クリーム、古い角質を除去して毛穴を引き締める作用のあるピーリングなどがよいと思います。

乾燥肌で刺激に弱い場合は一度、美容皮膚科で無料のカウンセリングを受けてみるのはいかがでしょうか?施術を受ける受けないは別にして、効果的な治療法を提案してもらえるはずです。

冷え性気味です。冷えは毛穴の開きや黒ずみに関係あるのでしょうか?

冷えは血流を悪くするため、酸素や栄養素の供給を滞らせてしまいます。その結果、皮膚のターンオーバーが正常に行われなくなり、毛穴の開きや黒ずみの原因になります。それだけではなく、シミやシワ、くすみ、ニキビなどあらゆる皮膚のトラブルの原因になるため、できる限り冷え性を解消するようにしましょう。

まずは軽くでいいので運動を始めてみてはいかがでしょうか?運動をすることで血流が良くなり、筋肉量が増えることで基礎代謝が向上して冷えが解消されます。

▶︎冷え性を改善するサプリメントや食品とは。冷え性を改善する3つの方法

温めることで毛穴が開き、中の汚れを取りやすくできると効いたのですが・・・

温めることで毛穴の周辺の血流が改善して、毛穴が開きやすい状態にすることができます。朝の洗顔の際などに、まず蒸しタオルで気になる部位を温めてから行うことで毛穴の汚れを取りやすくできるでしょう。ただし、絶大な効果があるわけではありません。

毛穴の開き・黒ずみのまとめ

毛穴の開きや黒ずみの最大の要因となるのは皮脂の分泌過剰です。

日常生活の中で皮脂の分泌を抑制するケアを行うことで、毛穴の開きや黒ずみを解消することができるでしょう。

ただし、長年継続した毛穴の開きや長年蓄積した毛穴の汚れ(黒ずみ)を落とし切るのは困難です。

そういった場合は美容皮膚科などの施術を利用するとよいでしょう。

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【執筆者】大見 貴秀医師

大見貴秀医師帝京大学医学部卒業。麻酔科標榜医、麻酔科認定医、サプリメントアドバイザー。 日本麻酔科学会、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員、生活習慣病アドバイザー。

「治療」よりも「予防」を重視して診療にあたる現役医師。麻酔科医として勤務するだけではなく、加齢による身心の衰えや疾患に対するアドバイスを行う。

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