ロコモティブシンドロームの原因と対策

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特に「ひざ」「腰」に変形関節症がある場合、ロコモティブシンドローム(ロコモ)になる恐れがあると考えられています。全国で、変形関節症が「ひざ」にある人は約2,530万人、「腰」にある人は約3,790万人といわれています。骨粗しょう症の約1,710万人と合わせて、症状のどれか1つでも該当する場合、ロコモ患者またはロコモ予備軍に入ると考えられており、その人数は全国で約4,700万人と予測されています。

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは

階段がつらいロコモティブシンドローム(ロコモ)とは、日本整形外科学会が2007年に提唱した骨・関節・筋肉などの運動器(ロコモティブオーガン)の障害により、立つ、歩く、走る、のぼるなどの脚力が低下し、要介護や寝たきりとなるリスクが高い、生活の自由度が低い状態のことです。ひきこもり、メタボリックシンドローム、認知症などの問題を引き起こす恐れもあり、ロコモの予防に注目が集まっています。

要介護になった原因が「関節疾患」「骨折・転倒」などの運動器障害であった人は5人に1人を占めており、ロコモティブシンドロームは脳卒中に並ぶ2大疾患です。また、70歳以上の場合95%以上が該当すると想定され、国民病(国民の多数に蔓延し、社会に悪影響を及ぼす病気)に値するともいわれています。

参考:ひざの痛みを予防・治すための6つの成分とサプリメント、正しい運動の方法

ロコモティブシンドロームになる原因

ロコモティブシンドロームの原因は、骨のトラブル(骨折、骨粗しょう症)、関節のトラブル(変形性関節症、変形脊椎症)、筋肉・神経系のトラブル(神経障害、サルコベニア(加齢性筋肉減少症))に潜んでいます。骨、関節、筋肉・神経系は互いに関連しており、例えば、膝が痛い人は運動量が減り、筋力が低下したり、骨も弱って、ふとしたきっかけで骨折につながるかもしれません。

「ロコモ」であるかのチェックとして、下記の項目を確認してください。当てはまる項目が多いほど、「ロコモ」の危険があります。

  • 片足立ちで靴下がはけない
  • カーペットや敷居でつまずいたり、滑ったりする
  • 階段を昇るのに手すりが必要
  • 下り坂でふんばりがきかない
  • 昔より歩くのが遅くなった
  • 歩いている途中バランスを崩しふらふらする
  • 15分休まずに歩き続けられない
  • バスに乗るのが一苦労
  • 1リットルの牛乳パック2個(約2kg)の持ち帰りが辛くなった
  • 掃除機の上げ下ろしや布団の上げ下ろしが辛くなった

ロコモティブシンドロームの予防と対策

運動面

日常の細かなところでちょっとした運動を意識するだけでも変化があります。テレビを見ながら体操をする、こまめに掃除をする、エレベータでなく階段を使ってみる、夜寝る前に軽くストレッチをしてみる等を取り入れてください。また、姿勢を意識することでも運動効果が高まります。例えば、歩くときはおへその下あたりの腹筋に力を入れて背筋を伸ばしてみましょう。速く歩けるようになるはずです。

食事面

食事では、筋肉をつくる良質なタンパク質、骨をつくるカルシウムカルシウムの吸収を助けるビタミンDや乳糖、軟骨を作るグルコサミンコンドロイチンコラーゲンなどを積極的に摂り入れる工夫があるとよいでしょう。魚や肉の中でも良質な筋肉アップの成分を含むもの、例えばカツオ・カジキ・マグロなどの回遊魚や鶏の胸肉などを摂りいれるといっそう効果的です。

グルコサミンを含むカニ・エビ・ヤマイモ・ウナギ・カキなど、コンドロイチンを含むアワビ、エイ、ヒラメ、しいたけ、鶏の皮・軟骨など、コラーゲンを含むフカヒレ、豚足、牛すじなどもよいと思います。カルシウムは、チーズなど乳製品、ししゃもやしらすなど骨ごと食べられる魚、桜エビなど殻ごと食べるエビ、しそやバジルなど葉物から摂ることができます。

毎日の食事で筋肉・関節・骨をつくるという意識をもつことが大切です。

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