むずむず脚症候群かなと思ったら。原因と解消方法をアドバイス

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脚がむずむずして眠れない・・・これは病気?

むずむず脚症候群むずむず脚症候群(別名:レストレスレッグス症候群)とは脚にむずむずするような不快感が生じる疾患です。主に夕方から夜にかけて発生することが多く、重度になると夜に眠ることができないくらいの不快感が発生します。

「むずむず」と言うと大したことのない症状に感じられますが、れっきとした疾患です。どのような疾患なのか、その対処法・治療法を解説していきます。

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むずむず脚症候群とはどんな疾患か

「むずむず脚症候群」はその名の通り、下半身にむずむずするような不快感が生じる病気です。むずむずという表現のほか、「虫が這うような」「ほてる」「かゆみが我慢できない」などといった症状が現れます。

むずむず脚症候群は夕方から夜にかけて症状が現れることが多いため、眠りづらくなったり、就寝中に起きてしまったり、熟睡できなかったりといった症状が現れます。また睡眠の質が著しく低下するため、翌日の集中力を低下させて日中の眠気が誘い、日常生活に支障が生じます。

症状は夕方から夜にかけて現れることが多いですが、昼間に現れる場合もあります。会議中や試験中、面接中など重要な場面においても発生する可能性があるため、注意が必要です。

むずむず脚症候群の患者は日本では20人から50人に1人存在すると推定されています。決して稀な疾患ではありません。また男性に比べて女性に多く発症する傾向にあります。以下のような症状が現れている場合はむずむず脚症候群の可能性があります。

  • 脚の不快感により夜間に何度も起きてしまう
  • 脚の不快感により寝つきづらくなった
  • 脚に不快感があり、熟睡できない
  • 脚の不快感による睡眠障害で日中の集中力が欠如する
  • 上記の理由で倦怠感が激しい
  • 上記の理由で不安を感じる
  • 座っていると脚に違和感が生じ、つい貧乏ゆすりをしてしまう
  • 新幹線や映画館など長時間座っている状態に耐えられない

これらの症状が継続的に現れている場合、むずむず脚症候群である可能性が非常に高いです。むずむず脚症候群はれっきとした疾患であることを意識して治療することが重要です。

むずむず脚症候群の原因とは?

むずむず脚症候群が発症するメカニズムに関しては、まだ解明されていません。むずむず脚症候群は突発的に発生する「一次性」のものと、ほかの病気や薬剤によって症状が引き起こされる「二次性」のものがあります。

一次性のむずむず脚症候群には以下のような理由が考えられています。

脳内のドーパミンの機能障害

脳内のドーパミン異常ドーパミンは脳内の神経伝達物質の一つです。感情や筋肉の動きをコントロールする役割があります。ドーパミンが働く回路に何らかの異常が発生することにより、むずむず脚症候群が発症するのではないかと考えられています。

鉄の不足/鉄の代謝異常

鉄分は体内でドーパミンを合成するために必要になります。食事から摂取する鉄分が不足していたり、体内で鉄を代謝する機能に何らかの異常が発生したりしている場合にむずむず脚症候群の原因の一つになると考えられています。

遺伝的な要因

一次性のむずむず脚症候群の場合、家族や親類にむずむず脚症候群の罹患者がいることが多いです。そのためなんらかの遺伝的な要因によりむずむず脚症候群が発症するのではないかと考えられています。

また、二次性のむずむず脚症候群の場合は鉄欠乏性貧血や慢性腎不全、パーキンソン病などの疾患や向精神薬の服用により、むずむず脚症候群が発症する可能性があります。

むずむず脚症候群を解消するためには

むずむず脚症候群は生活習慣のみで症状を改善させようとしてもなかなか難しいです。根本的に治療したり症状を改善させたりするためには、医療機関で治療を受ける必要があります。ただし、生活習慣次第では、症状を軽くしたり予防したりできるかも知れません。

むずむず脚症候群を緩和、予防する生活習慣には以下のようなものがあります。

食事、栄養成分による対策

むずむず脚症候群は現在のところ、ドーパミンと関わりが深いと考えられています。ドーパミンの合成には鉄分が必要不可欠なため、鉄分と協働して働く栄養素を十分に摂取することが重要です。

鉄分

鉄サプリ鉄分は血液中に含まれるヘモグロビンを構成する物質です。全身に酸素を運搬する働きをします。体内に存在するほとんどの量が血液中と肝臓にありますが、ごく微量がドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質を作る際の酵素として利用されます。

鉄不足はドーパミンの合成量の不足を発生させ、むずむず脚症候群の原因となってしまいます。

鉄分は比較的吸収率の悪いミネラルです。吸収率のよいレバーや赤身肉、カツオなどの動物に含まれるヘム鉄を積極的に摂取するか、鉄の吸収率を上げるレモンや酢などと一緒に摂取するとよいでしょう。

<鉄の1日の必要量> (単位:mg)

年齢 男性 女性 上限量
生理なし 生理あり
18-29 7 6 10.5 50/40
30-49 7.5 6.5 10.5 55/40
50-69 7.5 6.5 10.5 50/40
70以上 7 6 10.5 50/40

葉酸

葉酸を豊富に含むホウレンソウ葉酸はビタミンB群の一種で、ビタミンB12とともに血液を作るために働きます。またタンパク質やDNAを合成するためにも必要になります。鉄が血液中のヘモグロビンを構成するのに対して、葉酸は血液中の赤血球を作る働きをします。

葉酸はその名の通り、緑色の葉野菜に多く含まれています。菜の花やホウレンソウ、モロヘイヤといった野菜のほか、動物のレバーにも多く含まれています。葉酸は水溶性ビタミンなので、必要な量よりも多く摂取したとしても尿として体外に排出されるため、過剰摂取の心配なく安心して摂取できます。

<葉酸の1日の必要量> (単位:μg)

年齢 男性 女性 耐用上限量
18-29 240 240 900
30-49 240 240 1000
50-69 240 240 1000
70以上 240 240 900
妊婦 240
授乳婦 100

ビタミンB12

ビタミンB12はビタミンB群の一種で、葉酸とともに赤血球を作り出す働きをします。そのほかタンパク質や核酸の合成や中枢神経の機能維持、脂肪の代謝などの働きをします。認知症患者の脳内はビタミンB12の濃度が低いことがわかっており、脳内の神経機能の維持のために非常に重要な役割を果たしています。

ビタミンB12は微生物の働きで生じるビタミンなので、植物性の食品にはほとんど含まれていません。動物のレバーをはじめ、サンマやイワシ、サバなどの青魚や貝類に多く含まれています。

<ビタミンB12の1日の必要量> (単位:μg)

年齢 男性 女性
18-29 2.4 2.4
30-49 2.4 2.4
50-69 2.4 2.4
70以上 2.4 2.4
妊婦 +0.4
授乳婦 +0.8

日常の生活習慣の見直し

むずむず脚症候群の対策として、日常生活の中で見直しを方がいい要因には、以下のようなものがあります。

アルコール、カフェインなどの制限

カフェインの多いコーヒーはNGアルコールやカフェインは脳を興奮させたり、反対に軽い麻痺状態にさせたりするため、睡眠の質を低下させてしまいます。アルコールやカフェインはむずむず脚症候群を発症させやすくして、翌日の倦怠感や眠気に繋がるため、症状が気になる人は控えるようにしましょう。

自分に合った入浴方法を探す

寝る前に熱いお風呂に入ったり冷たいシャワーを浴びたりすることで、むずむず脚症候群が発症するのを防ぐことができる場合があります。熱いお湯がいいのか冷たいのがいいのかは人によって異なるため、自分に適した方を選ぶとよいでしょう。

適度に運動を行う

あまり運動をしないでいるとむずむず脚症候群の症状が現れることが多くなります。適度に運動を行うことでむずむず脚症候群を予防したり、症状が現れたとしても緩和したりすることができるでしょう。ウォーキングやランニングなどの軽めの運動で十分です。

反対に過度の運動をするとむずむず脚症候群が現れやすくなってしまいます。まずは1日に30分程度のウォーキングから始めてみましょう。

ただし疲れすぎてもむずむず足症候群を発症しやすくなってしまうため、時間は適宜調子をみて調節しましょう。

就寝・起床時間を決める

規則正しい起床就寝時間規則正しく就寝と起床時間を決めておけば体が眠りにつきやすくなります。就寝と起床の時間を決めて、その時間に眠ったり起きたりを心掛けるとよいでしょう。

睡眠の儀式を決める

症状を気にしてしまうとむずむず脚症候群は現れやすくなってしまいます。寝る前にホットミルクを飲む、好きな小説を読む、音楽をかけるなど寝付くための儀式のようなものを作ると睡眠導入しやすくなります。

医療機関でのむずむず脚症候群の治療

むずむず脚症候群は、軽度のうちは治療をしなくても日常生活を改めるだけで改善することが多いです。しかし治療をせず放置してしまうと症状が頻出したり、悪化したりする可能性があります。そのため、むずむず脚症候群を疑ったら速やかに医療機関で治療を行うことが重要です。

むずむず脚症候群は、脚ではなく神経や精神、脳に関わる疾患だと考えられています。そのため診療科は神経内科や精神科、睡眠外来などが該当します。まずは検査を行い、足の不快感や症状の出るタイミングなどのヒアリングを行います。必要があれば睡眠ポリグラフ検査や血液検査も行います。

むずむず脚症候群の治療の際は薬物療法と非薬物療法を組み合わせて治療を行います。

薬物療法

むずむず脚症候群は、ドーパミンの機能障害や鉄の代謝異常が原因であると考えられています。そのためドーパミンを増やす薬や鉄分を薬剤として補給することで、症状の改善を目指します。特にドーパミンを増やす薬は悪心や嘔吐などの副作用を生じさせる場合がありますが、副作用が現れたからと言って服用をやめず、医師の指示に従うことが重要です。

ドーパミンを増やす薬としては、プラミペキソールやロチゴチンといった薬剤が候補に挙がります。むずむず脚症候群によるけいれんや痛みを抑えるために、抗てんかん薬の服用も検討されます。また、睡眠障害が深刻な場合は睡眠導入剤が処方されることもあります。

なお、むずむず脚症候群の治療や薬剤は保険を適用することが可能です。

非薬物療法

非薬物療法(薬によらない治療法)の場合は、まず患者の生活習慣を把握したうえで、生活習慣指導を行います。むずむず脚症候群の原因となってしまう薬剤の中止や睡眠指導、運動療法、食生活改善指導などを行うことでむずむず脚症候群の改善を目指します。この方法でむずむず脚症候群が改善しない場合は、薬物治療も選択肢に入れて治療を行っていきます。

むずむず脚症候群によくあるQ&A

むずむず脚症候群には、足以外のお腹などに症状が出る場合もありますか?

稀ではありますが、下半身以外にむずむず脚症候群の症状が出る可能性もあります。ただし稀であるため、そのほかの疾患の可能性もあります。腹部や腕、背中など下半身以外の場所にむずむず脚症候群が出た場合は神経内科の医院で一度診察を受けたほうがよいでしょう。

むずむず脚症候群の原因は鉄分不足とのことですが、貧血でもむずむずの症状がない人もいますよね。症状の出る人、出ない人の違いは何ですか?

現在のところむずむず脚症候群の明確なメカニズムは明らかになっていません。むずむず脚症候群になった人に鉄不足の傾向が見られても、鉄不足の人に必ずむずむず脚症候群の傾向が見られるわけではありません。残念ながら現在のところ、鉄不足で症状が出る人出ない人の違いは明らかになっていません。

ただし鉄不足は冷え性や倦怠感、疲労を招いてしまうため、体にとってはよくありません。むずむず脚症候群は関係なしに、鉄分はしっかり補給するようにしましょう。鉄分はレバーや赤身肉に多く含まれるほか、調理器具を鉄製のフライパンにするのも有効な摂取方法です。
冷え性:冷え性を改善するサプリメントや食品とは。冷え性を改善する3つの方法

むずむず脚症候群は完治するのでしょうか?

残念ながら現在のところむずむず脚症候群の完治は非常に難しいです。生活習慣の改善や薬剤の使用によって一時的に症状がよくなることはありますが、また再発する可能性はいつまでたっても消えません。

むずむず脚症候群をなるべく発症させないためにも生活習慣を改善し、医師の指導に従うようにしましょう。

むずむず脚症候群を治療するための病院を探すにはどうしたらいいのでしょうか?

むずむず脚症候群は睡眠に関わる病気なので、診療科としては睡眠外来が最もよいでしょう。「東京 睡眠外来」のように、地名と組み合わせてインターネットで検索すれば、最寄りの病院が出てくるはずです。ただし睡眠外来はまだまだどこにでもある診療科ではないので、もし近くにない場合は「東京 神経内科」と検索て神経内科を探しましょう。

妊娠中はむずむず脚症候群になりやすいと聞きました。なぜでしょうか?

妊娠中は鉄分の必要量が増大します。そのため体の中で鉄不足が発生してドーパミンの機能障害が発生し、むずむず脚症候群になりやすいと考えられます。特に妊娠中期から後期は鉄分の必要量が通常時と比べて3倍ほどになるため、しっかりと摂取するように心がけましょう。サプリメントを利用して鉄分を摂取するのもよいでしょう。

むずむず脚症候群対策のまとめ

むずむず脚症候群は脚にむずむずとするような不快感が生じる疾患です。特に夕方から夜にかけて不快感が生じるため寝つきづらくなったり、就寝中に何回も起きてしまったり、熟睡できなくなったりします。脚に症状が発生することが多いですが、原因は神経や精神、脳にあると考えられています。

むずむず脚症候群になると睡眠の質の低下から、日中の集中力の欠如や強い眠気、倦怠感などに襲われます。日常生活に支障が出てしまうため、治療するべきれっきとした疾患です。むずむず脚症候群を治療する際は睡眠外来や神経内科のクリニックを受診するようにしましょう。自宅では、鉄分や葉酸の摂取を心がけてください。

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【執筆者】大見 貴秀医師

大見貴秀医師帝京大学医学部卒業。麻酔科標榜医、麻酔科認定医、サプリメントアドバイザー。 日本麻酔科学会、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

「治療」よりも「予防」を重視して診療にあたる現役医師。麻酔科医として勤務するだけではなく、加齢による身心の衰えや疾患に対するアドバイスを行う。

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