ワキガの原因と対策~効果のあるグッズ・サプリメントや手術で臭い体質を治す

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わきが脇から特有の臭いが発生するワキガは日本人には少ない、もしくは臭いの度合いが弱いものです。しかし体質的に臭いが強く出てしまう人もおり、うつや集団生活への支障が出てしまう可能性もあります。ワキガはどんなものでどんな対策をすれば軽減できるのかを解説します。

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ワキガが発生する原因とメカニズム

人間の汗を分泌する汗腺は2種類あります。「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2つです。

エクリン腺

エクリン腺は全身に分布する汗腺です。分泌する汗の成分は99%以上が水分で残りを塩化ナトリウムやカリウム、カルシウムといった微量ミネラル分や乳酸、アミノ酸といったもので構成されます。スポーツを行ったとき、入浴をしているとき、気温が高いときなど体温調節のために汗を分泌します。

アポクリン腺

アポクリンはわきの下や性器の周辺、乳輪、耳の中などに分布する汗腺です。アポクリン腺から分泌される汗は水分が70-80%程度と比較的少ないことが特徴です。残りは脂質や脂肪酸、タンパク質、アンモニア、鉄分などで構成されています。アポクリン腺から分泌される汗は異性を惹きつけるフェロモンの役割を果たしていると考えられていて、思春期などに分泌が盛んになります。

ワキガはこの2つの汗腺のうちアポクリン腺から分泌される汗が原因となって発生します。ワキガが発生するメカニズムとしては、以下の2つがあります。

  1. アポクリン腺から分泌される汗には脂質やタンパク質、アンモニア、鉄といった成分が豊富に含まれているため、表皮常在菌などの働きによって臭いの原因物質へと分解され発生する
  2. 1に加えアポクリン腺から分泌される物質自体にも臭いの原因となる物質がある

どちらにしてもアポクリン腺から分泌される汗が原因です。アポクリン腺自体は誰にでも存在しますが、その数と大きさに関しては個人差があります。ワキガ体質の人はそうでない人に比べてアポクリン腺の数が多く、大きい傾向にあります。

ワキガ体質セルフチェック

ワキガはアポクリン腺の数が多く、大きさが大きい場合に発生する傾向にあります。以下のチェックに当てはまる人は、ワキガ体質の可能性が高いため対策を講じましょう。

  1. 耳垢が湿っている
  2. 家族にワキガの人がいる
  3. 白いシャツなどを着た時に脇下に黄ばみや白い粉が付く
  4. 毛深い体質である(特に脇)

続いて、それぞれのチェック項目の解説をしていきたいと思います。

①耳垢が湿っている

アポクリン腺は脇や性器の周辺のほか耳の中にも多く存在しています。アポクリン腺が多く大きい人は汗が分泌されるため耳垢が湿っている傾向にあります。耳垢が湿っているということは全身にアポクリン腺が多いことが考えられます。

②家族にワキガの人がいる

ワキガは優性遺伝をするため血の繋がっている家族にワキガの人がいる場合はその形質が遺伝されている可能性が高いです。両親どちらかがワキガの場合は子に遺伝する確率は50%、両親どちらもワキガの場合は子に遺伝する確率は80%以上と言われています。

※優性遺伝とは
両親の形質(瞳の色、耳垢の質、指紋の形状など)の、子への発現のしやすさのことです。優性遺伝子の形質は劣性遺伝子に比べて形質が発現しやすいため、子どもに受け継がれやすくなります。この項目で言うと、耳垢が湿っている形質が優性で、乾いている形質が劣性で、耳垢が湿っている体質の方が遺伝しやすいということになります。ただしあくまで発現のしやすさを「優性」「劣性」と言い表す、生物学上の表現の問題なので、どちらが優れていて劣っているという話ではありません。

③白いシャツなどを着た時に脇下に黄ばみや白い粉が付く

ワキガの場合は脂質や脂肪酸、タンパク質、アンモニア、鉄など、水分以外の成分が多いため、乾燥した際に服に色が付いたり、成分が結晶化したりすることがあります。白いシャツを着てこのようなことが起きるならば、ワキガの可能性は高いです。

④毛深い体質である

アポクリン腺は毛穴と一緒に存在しています。そのため、毛穴が太かったり毛穴から複数の毛が出たりしている場合は、毛穴の大きさに比例してアポクリン腺も大きい可能性があります。

特に①~③の項目に当てはまる場合は、ワキガ体質である可能性が非常に高いです。自分の臭いというのは自分ではなかなか気づきづらいものなので、3つの項目に当てはまっているかをチェック基準とするといいでしょう。その結果、気になる場合は、ワキガ治療の専門による診断を受けることもおすすめです。

ワキガが出やすい部位

ワキガはアポクリン腺から分泌される汗が原因で発生するため、アポクリン腺が集中している部位に発生しやすくなります。アポクリン腺の多い部位は以下のようなところになります。

  • 脇の下
  • 乳輪
  • 耳の中
  • へその周り
  • 肛門周辺
  • 性器周辺

アポクリン腺は、これらの部位の中でも特に脇の下に集中するため、脇からの臭いが最も強くなります。脇の下以外では性器周辺で臭いが強くなる傾向があり、その場合は「すそわきが」と呼ばれます。すそわきがは男性に比べ、女性の方が臭いが強くなりやすいです。これは、女性の場合、アポクリン腺から分泌される汗に加え、おりものや経血などの臭いが合わさるためです。

多汗症とワキガの違い

多汗症とワキガが別のものです。主な違いは以下のようなものです。

わきが 多汗症
汗腺 アポクリン腺 エクリン腺
部位 脇の下、性器周辺など 全身
原因 遺伝的、体質的な要因 自律神経の乱れ、精神的ストレス
臭い 玉ねぎ、新聞紙、納豆、クミン、鉛筆、酢の臭いなど あまり臭わない
汗の量 多いとは限らない 非常に多い
治療法 外科的手術による カウンセリング、制汗剤、外科的手術など治療法が様々

もっとも大きな違いは、ワキガがアポクリン腺から分泌される汗が原因で発生することに対して、多汗症はエクリン腺から分泌される汗が原因であることです。

ワキガと多汗症はまったく別のものであるため、多汗症だからといってワキガの心配をすることはありません。ただしワキガと多汗症は併発する可能性はありますので、起きている症状に対し、それぞれ対処していくようにするのがコツです。

いわゆる体臭とワキガ、加齢臭の違いは?

ワキガ臭も加齢臭も、体臭の中の分類の一つです。体臭、ワキガ臭、加齢臭について具体的に説明をしていきます。

体臭

体臭は汗や皮脂、垢といった老廃物が酸化したり表皮常在菌に分解されたり、そもそも老廃物事態に臭いがあったりして発生します。個人差が大きく、ワキガ臭や加齢臭も原因となる物質は異なっていますが、体臭を構成する要因の一つです。

ワキガ臭

ワキガ臭は本項目で解説している通り、アポクリン腺から分泌される汗が原因で発生する臭いです。アポクリン腺から分泌される汗はフェロモンとしての働きがあるため、タンパク質や脂質、アンモニア、鉄といった、水分以外の物質が多く含まれています。

それら自体の臭いや、それらが表皮常在菌や雑菌によって分解されることで臭いの原因物質が生じることで、ワキガ臭は発生します。遺伝的な要因が大きいのも特徴です。

加齢臭

加齢臭は複雑な要因が重なり合って生じる匂いです。加齢とともに体内で増加する、過酸化脂質と、皮脂、これらが表皮常在菌によって分解された脂肪酸と結びつくと、ノネナールという物質が発生し、加齢臭となります。加齢臭の匂いは、酸化した油の臭いや、青臭さにたとえられます。加齢臭には遺伝的な要因はほとんどなく、生活習慣の改善を行えば、臭いの度合いを改善することが可能です。

ワキガの対策方法

ワキガは遺伝的な要素が強く、発生そのものを抑えることは非常に難しいです、しかし、臭いを軽減したり、病院で治療したりすることは可能です。ワキガの対策方法を解説します。

食事、栄養成分、サプリメントでの対策法

ワキガの根本的な原因は、遺伝的な要因におけるアポクリン腺の数の多さと大きさです。そのため、食事やサプリメントによる根本的な治療はできないのですが、食生活を改善することでワキガの臭いが軽減される可能性は十分にあり得ます。日頃から、次のような食生活を心がけ、匂いを軽減させていきましょう。

動物性タンパク質や脂質の少ない食生活を行う

日本は戦後、食の欧米化に伴って動物性食品を多く摂取するようになり、動物性タンパク質や脂質を多く摂るようになりました。これらの動物性の栄養素は、アポクリン腺を刺激し、その働きを促進させる作用があることが示唆されています。

アポクリン腺の働きを抑えてワキガの臭いを軽減させるためには、なるべく植物性の食品からタンパク質や油分を摂取するとよいでしょう。大豆食品や、バターの代わりにオリーブオイルを使うなどすると効果的です。

アルカリ性食品を摂取する

人間の血液はph7.35±0.05ほどの弱アルカリ性に保たれています。人間の体には恒常性(何らかの変化が起こっても、もとに戻そうとする性質のこと)があるため、酸性・アルカリ性の度合いがこの範囲から外れることはほとんどありません。

しかし、「酸性食品」と呼ばれる食品をたくさん摂取すると、phはそのままでも、体が本来の弱アルカリ性から、反対の酸性に傾きやすい状態が続きます。その状態だと、体内の活性酸素が増え、過酸化脂質などの嫌な臭いの原因物質を増やしてしまいます。

そのため、ワキガの改善のためには、アルカリ性食品を多く摂取することが重要になります。代表的なアルカリ性食品には、梅干しや野菜、海藻、キノコ類があります。逆に肉や魚、卵などの食品は酸性食品に分類されていますので、避けてください。

アルカリ性食品の例:梅干し
梅干しは、梅の実を塩漬けにして干した食品です。干す工程をしないものは梅漬けといいます。梅にはクエン酸やリンゴ酸、酒石酸といった有機酸が非常に豊富に含まれています。梅干しを想像するだけで唾が出てくるほど酸っぱいのは、これらの有機酸によります。

有機酸はその名の通り、酸性のため高い殺菌作用や抗菌作用を持っています。

また、梅干しの中に含まれるクエン酸は、人間がエネルギーを生産するために持っている「クエン酸回路」と呼ばれる回路に深く関わっています。クエン酸回路はミトコンドリアの中に存在して、食事から摂取した糖質やタンパク質、脂質をエネルギーにする役割を担っています。

梅に豊富に含まれるクエン酸を摂取することで、疲労回復に効果的であるほか、乳酸の分解を促進させる作用が期待できます。スポーツを行うと発生する乳酸は人体の疲労の度合いの指標となる物質です。乳酸が多く存在していると人体は疲労状態であり、体内の酸化が促進されて、臭いの原因物質の一つであるアンモニアが増加します。

クエン酸を摂取すると乳酸の分解が促進され、体内のアンモニアの濃度が低下します。そのためワキガの臭いの軽減に効果があります。

ただし梅干しは1粒あたりの塩分量が4g超と非常に高いです。ワキガの臭いの軽減や疲労回復には効果的ですが、高血圧などを招く可能性があるため、1日1個を限度として、なるべく低塩のものを利用するようにしましょう。

生活習慣での対策・ケア

ワキガは生活習慣でも適切なケアを行うことで臭いを軽減させることが可能です。臭いを軽減させるため、以下のようなことを試してみましょう。

脇毛の処理

ワキガの原因となるアポクリン腺は、脇の下に集中しています。脇毛は湿気をこもらせ、アポクリン腺から分泌された汗を分解して臭い物質にする菌の繁殖を助けてしまいます。脇毛を剃って処理することで、菌の繁殖を防ぐことができ、ワキガの臭いの軽減に効果的です。

剃ると肌を痛めてしまう場合は、短くカットするだけでも効果的です。

陰毛の処理

ワキガの原因となるアポクリン腺は性器の周辺にも多く存在しています。陰毛も、臭い物質を作り出す菌の増殖を助けてしまうので、可能ならば処理をしたほうがよいでしょう。脇毛と同じく剃るのが難しければ、短くするだけでも効果は期待できます。

洗濯の方法

ワキガの場合、衣服に付着した臭い物質が、一度洗濯しただけでは落ちきらずに臭いが残ってしまう場合があります。さらにアポクリン腺から分泌された汗に含まれるタンパク質や脂質、アンモニア、鉄といった成分で、衣服が黄色く着色されてしまうこともあります。

その場合は漂白剤を利用するとよいでしょう。一般的な洗剤は界面活性剤が含まれていて、汚れを落ちやすくする働きがあります。一方、漂白剤は汚れを破壊することで色を落とします。

ワキガの場合は付着する汚れが臭い物質そのものなので、漂白剤により臭いを軽減することができます。漂白剤入りの洗剤を使うことで十分ですが、それでも落ちない場合は、事前に色や臭いの強い部分にスプレータイプの漂白剤を吹きかけ、5分程度おいてから洗えば、色と匂いを落としやすくなります。

入浴の方法

ワキガだけではなく、加齢臭や汗臭さなど、体臭に悩んでいる場合は毛穴に詰まった汚れを排出することも重要です。入浴する際、シャワーを浴びるだけでは体が温まりきらず、汗を十分にかくことができません。ワキガに悩んでいる人は、40度程度のお湯に20-30分ほどじっくりと浸かってください。そうすることで汗をかき、毛穴に詰まった汚れを外に出すことができます。

入浴時のボディーソープ、石鹸の選び方

ワキガの臭い軽減のためには、体を洗うボディーソープや石鹸の選び方も重要です。以下の2つのポイントに気を付けて選ぶとよいでしょう。

保湿効果のあるものを選ぶ

皮脂は臭いの原因となりますが、皮膚の保湿をする重要な成分でもあります。アポクリン腺から分泌される皮脂は臭いの原因となるためできれば除去したいものですが、ただ除去しただけでは乾燥肌を招く可能性もあります。そのため保湿効果のあるボディーソープ、石鹸を選びましょう。

殺菌・抗菌作用のあるものを選ぶ

ワキガはアポクリン腺から分泌される汗に含まれる脂質やタンパク質、アンモニア、鉄といった物質を菌が分解することで臭いが強くなります。臭いの原因物質を作り出す菌を抑制する殺菌・抗菌作用があるボディーソープ、石鹸を使用することでワキガの臭いを軽減することが可能です。

ミョウバン入りのものを選ぶ

ボディーソープや石鹸でおすすめは、ミョウバンが含まれているものです。ミョウバンはアルミニウムやカリウムを含む硫酸塩の総称です。ミョウバンは日常生活の中では、ウニの形が崩れるのを防ぎ保存性を上げたり、漬物の色を安定化させたりする食品添加物として利用されており、食べても安全な成分です。ミョウバンには以下のような性質があり、ワキガの臭いの軽減に効果的です。

①水溶液が弱酸性
ミョウバンが水に溶けると、弱酸性の性質を示します。その性質が、アポクリン腺から分泌される汗を分解し、臭いの原因物質を作り出す菌の増殖を抑制する作用をするため、臭いを軽減してくれます。

②収れん作用
ミョウバンは「収れん作用」があります。ミョウバンが含まれているボディーソープや石鹸を使用すると、肌が引き締まり、同時に毛穴も引き締まります。毛穴が引き締まると、皮脂の分泌が抑えられ、ワキガの臭いが軽減されます。

収れん作用とは?
タンパク質を変性させ物質を縮める作用のことを指します。


③消臭作用
ミョウバンには、様々な種類の金属が含まれています。金属には、化学反応の速度を上げる触媒としての作用があるため、臭いの原因物質の酸化還元(無効化)を速め、無臭化させる効果が期待できます。

ミョウバンの働き①②③がワキガの臭いに対して総合的に作用し、ミョウバンが含まれているボディーソープや石鹸を使用するのがおすすめです。

ワキガ用クリームの選び方

ワキガは、アポクリン腺から分泌される汗が原因で臭いが発生します。そのため、入浴時だけに限らず、1日中のケアが必要になります。

日中を通じてのケアにおすすめなのが、ワキガ用のクリームの使用です。ワキガ用のクリームには、殺菌成分や抗菌成分、制汗成分など、ワキガ対策に必要な様々な種類の有効成分が含まれていて、効果が長時間持続するように設計されています。朝、出かける前に塗るだけで、1日のワキガの臭いの度合いが下がるため、非常におすすめです。

ワキガ用のクリームを選ぶ際は、次の成分が配合されているものが特に有効です。

イソプロピルメチルフェノール

イソプロピルメチルフェノールは、医薬品、医薬部外品、化粧品など様々な用途で使われている物質です。特長として以下の性質があります。
・低臭、低味性:ほとんど無味無臭です。
・低刺激、非感作性:刺激がほとんどなく、臨床試験で皮膚アレルギーを起こす性質は報告されていません。
・様々な種類の微生物における殺菌性:各種の細菌や酵母、カビに対して優れた殺菌性があります。
・紫外線吸収性及び抗酸化性:紫外線を吸収し熱エネルギーへと変換することで紫外線による皮膚細胞によるダメージを軽減します。また紫外線によるダメージを軽減することで皮膚の酸化も防ぎます。
・高い安定性:化学的に安定な物質で長時間効果を発揮します。
・高い安全性:医薬品から医薬部外品、化粧品などに使われている安全性の高い物質です。

ワキガ対策としては、高い殺菌性と長時間効果が持続する安定性がポイントとなります。イソプロピルメチルフェノールは腋臭(ワキガ)菌、ニキビ菌、白癬(ハクセン)菌といった臭いや皮膚に悪影響を及ぼす菌から、大腸菌や黄色ブドウ球菌といった食中毒の原因となる菌まで、非常に幅広い微生物に対する殺菌性を示します。またその優れた殺菌性、抗菌性が化学的に安定しているため、長期間持続することもワキガ対策に有効な点です。

なお、皮膚に関連する菌群の増殖を防ぐイソプロピルメチルフェノールの最小生育阻止濃度(MIC)は、以下になります。(単位:ppm 100万分の1)

  • 腋臭菌:200
  • ニキビ菌:100
  • 白癬菌:100

つまり、イソプロピルメチルフェノールを用いて腋臭菌の増殖を阻止するためには、0.02%濃度が必要ということです。非常に少ない濃度で腋臭菌の増殖を阻止することができます。

フェノールスルホン酸亜鉛

フェノールスルホン酸亜鉛は、化粧品などに利用されている制汗作用のある物質です。脇や性器周辺などのアポクリン腺が多い部位に塗ることで汗を抑制します。タンパク質を引き締める「収れん性」を持ち、その性質がワキガの臭いの軽減に効果を発揮します。

収れん性のある物質は、タンパク質を変性させることで組織を縮める働きをします。フェノールスルホン酸亜鉛は、アポクリン腺に含まれるタンパク質を変性させ、凝固物を作ることで汗腺を閉じさせます。ワキガはアポクリン腺から分泌される汗が原因で臭いが発生するので、汗を抑えることで臭いも軽減することが可能です。

収れん性があるフェノールスルホン酸亜鉛には、肌を引き締める作用もあるため、美肌にも効果があるのも利点の一つです。

制汗作用のある物質「フェノールスルホン酸亜鉛」と、殺菌作用のある物質「イソプロピルメチルフェノール」が含まれたクリームをすれば、ワキガの匂い解消が期待できるでしょう。

消毒用アルコール

クリームに含まれる成分ではありませんが、ワキガの臭いの原因となる菌を殺菌するためには、消毒用アルコールも有効です。

アルコールは生体の細胞膜や脂質膜などを変性させる作用があるため、菌に対して強い殺菌作用を示します。即効性のある殺菌作用があることも特徴で、塗布後、30秒程度で皮膚にいるほとんどの細菌を殺菌します。アルコールはすぐ揮発してしまうため、手が汚れる・ぬるぬるするなどを気にせずに気軽に使うことができるので、ワキガ用クリームなどを塗る前に殺菌するといいでしょう。

しかし、アルコールは皮膚から水分を奪うため、肌荒れを招く可能性があります。現在では保湿成分が含まれた消毒用アルコールも販売されているため、皮膚が弱い人はそういった商品を利用するとよいでしょう。

ワキガの医療機関での治療

ワキガは医療機関で治療することもできます。ワキガ自体は体質であり、疾患ではありませんが、場合によっては(ワキガの臭いが強い人が少ない集団など)治療すべき疾患とみなされる場合があります。

日本人はワキガの臭いが強くなく、ワキガの臭いが強い人が差別を受けたり、精神的な不安を抱えてしまうなど、日常生活を送るのに支障が出てしまう可能性があるため、保険を適用して治療することが可能です。診療科としては皮膚科、形成外科、美容外科、美容皮膚科などが当てはまります。

保険を適用して治療するためには、以下の条件に当てはまることが必要です。

  • 保険診療が可能な病院であること
  • 医師の診断で保険を適用して治療すべきワキガであると判断されること
  • 保険が適用できる治療法であること

保険適用での治療を受ける場合は、事前にインターネットなどでワキガ治療をしているか、保険診療が可能な病院かなどを調べてから行くとよいでしょう。

病院でのメジャーなワキガ治療(外科的なもの)

剪除法(せんじょほう)
剪除法(せんじょほう)は、ワキガの外科的手術の中で最もポピュラーなものになります。脇の下を切開し、アポクリン腺を目視で直接除去していく方法です。ワキガの原因であるアポクリン腺を除去するため効果が非常に高いですが、手術の性質上、傷が目立ちやすくなるというデメリットもあります。ワキガの度合いによっては保険適用することが可能です。

皮下組織吸引法、超音波吸引法
皮下組織吸引法は、脇の下に小さい穴を開け、管を通してアポクリン腺や皮脂腺を吸引する方法です。超音波吸引法は、超音波で熱を発生させ、アポクリン腺や皮脂腺を破壊し吸引する方法です。どちらも傷口が目立たず、広い範囲を除去することができることが利点です。しかしアポクリン腺を完全に除去できるわけではなく、再発の可能性も残ります。

シェーバー法
専用のシェーバーを使い、皮下組織ごとアポクリン腺や皮脂腺を除去する方法です。傷口も小さく効果も高いですが、アポクリン腺の除去を目視で確認するわけではないので、取り残しが発生する可能性もあります。

これらの中では剪除法が保険適用になる可能性があります。費用は保険を適用しない場合は30万ほどですが、保険を適用する場合は片脇を1万7千円程度で治療することが可能です。

男性は脇毛を処理する人が少ないため、脇のワキガ臭が強くなる傾向にあります。逆に女性は脇毛の処理を行う人が多いですが、生理による経血やおりものが発生するため、性器のワキガ(すそわきが)が強くなる傾向にあります。脇も性器周辺も、外科的手術によってアポクリン腺を除去することで、臭いを弱めることが可能ですので、悩みの深い方はひとつの対策として考慮してみてもいいでしょう。

子どものワキガ治療

子どものワキガは第二次性徴とともに目立つようになります。男子は中学生入学くらいから、女子は小学校4,5年くらいから発症することが多いようです。アポクリン腺は第二次性徴に応じて発達するため、アポクリン腺が発達しきる前に外科的手術を行っても、成長とともに再発する可能性が非常に高まります。

しかし、学校生活において、臭いの問題は非常にデリケートです。耳垢が湿っている、両親どちらかがワキガである、シャツの脇の部分に黄色いシミが付くといったことが発生している場合は、一度、専門医の意見を聞くとよいでしょう。小児のワキガは自治体ごとに医療費助成制度があるため、ほぼ無料の費用負担で治療することが可能です。

ワキガ対策のよくあるQ&A

ワキガの手術後に臭いが再発した場合、再手術を受けることはできますか?費用はどうなるでしょうか?

ワキガはアポクリン腺の除去が足りないと、手術を受けても再発する可能性があります。再手術を受けることは可能ですが、一度処置を施していると、一度目の手術より難しくなり、費用も高くなりがちです。自由診療のワキガ治療を受け、再発の際の取り決めを事前に交わしていれば安く再手術することも可能ですが、そのような対応ができる病院は稀でしょう。ワキガの手術は1度目の対応が非常に重要なので、ワキガ手術に熟練した病院を選びましょう。

ワキガは家族間や性行為で感染しますか?

ワキガは体質であるため、体が触れ合っても感染はしません。しかし遺伝することはあります。

ワキガ治療で「切らずに完治」とうたっているものと、しっかり切る手術、それぞれのメリットデメリットを教えてください。

しっかり切る手術に関しては、目視でアポクリン腺を切除する剪除法(せんじょほう)をとっています。傷口は大きくなりがちですが、医師が目で見てアポクリン腺の除去を確認するため、しっかりとりきることができ、再発の可能性が非常に低いです。切らないで治すものに関しては、目視でアポクリン腺の除去を確認できないため、しっかりと除去しきるには医師の熟練した技術が必要になり、確実性は劣ります。しかし、しっかりとした技術で手術を受ければ傷が小さくて済むというメリットがあります。

重度と軽度で原因や対策に違いはありますか?自分は重度に該当するようなので、アドバイスをお願いします。

重度でも軽度でも、基本的に対策の方法は同じです。しかし、病院で治療を受ける際は、重度と軽中度の違いが重要になります。重度のワキガは保険が適用されていることから分かるように、日本では治療を行うべきものです。ワキガが重度であるという自覚があり、対策に悩んでいる場合は、一度医師によるカウンセリングを受け、病院での治療を積極的に検討すべきでしょう。

20代の女性です。わきがとすそわきがに悩んでいます。脇とVIOラインの脱毛を検討しているのですが、エステ脱毛と医療脱毛、わきが対策に適しているのはどちらかアドバイスをお願いします。

医療脱毛をおすすめします。脱毛の効果はもちろん、美容外科、美容皮膚科などで脱毛を行うことで、ワキガ、すそわきがをより目立たなくする治療を受けることが可能です。ワキガの場合は脱毛だけで解消するものではないので、脱毛、手術、薬、生活指導など、総合的にケアを受けられる医療機関による脱毛がよいでしょう。

ワキガ対策のまとめ

わきがは汗腺の一つであるアポクリン腺から分泌される汗が原因で発生します。遺伝的な要因が強いため、発生を抑えることが難しいですが、食事や生活習慣の改善、ボディソープ選びとクリームの使用で臭いを軽減したり、医療機関で治療を受けることで、治すことが可能です。臭いは非常にデリケートな問題なのでそれ自体がストレスにもなってしまいますよね。この記事でご紹介した対策を、できる範囲から始めて、改善していきましょう。

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【執筆者】大見 貴秀医師

大見貴秀医師帝京大学医学部卒業。麻酔科標榜医、麻酔科認定医、サプリメントアドバイザー。 日本麻酔科学会、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

「治療」よりも「予防」を重視して診療にあたる現役医師。麻酔科医として勤務するだけではなく、加齢による身心の衰えや疾患に対するアドバイスを行う。

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