
サプリメントについての疑問やよくある質問をまとめてみました。
一般的に体にいいといわれるサプリメント。コンビニやスーパーでも気軽に買えるようになり、身近になりました。
ここではサプリメントが本当に必要なのか、私たちの生活にどう役立つのかなどがわかります!
栄養は食べ物から摂ればよいのでは?
食べ物から全ての栄養素を摂るのが理想的です。しかし、現状では、野菜の栄養不足などの原因で食べ物だけから健康を維持できる栄養を摂るのは難しい状態になっています。それに加えて現代人は、数十年前と比べはるかに活性酸素の発生率が高くなってきています。
大量に発生する活性酸素を消去するために、現代人は以前と比べてはるかに多くの栄養、特にビタミン・ミネラルが必要になっています。上記2つの理由で、健康を維持していくためにはサプリメントによる栄養補給が不可欠です。ただし、サプリメントはあくまでも食事で摂り切れない栄養を補うためのものなので、食生活をバランスよくするのを忘れてはいけません。
栄養の摂りすぎは危険
何の栄養素でも摂りすぎはやはりよくありません。簡単に言えば食べ物を食べ過ぎて健康上良いことは何もありません。ビタミンに関しては脂溶性のビタミンAとビタミンEが蓄積する可能性があります。しかし現代の生活環境を考えるとビタミンEについてはよほど多い量を摂らない限り、不足している状態になります。ビタミンAは、βカロチンで摂取すればまったく問題はありません。
また、植物栄養素(緑茶や霊芝など)が原材料となっているサプリメントについても同様のことが言えます。例えば1日に2カプセルを目安にとなっている製品を、毎日20カプセルを長期間摂取すればなんらかの害が出ることも考えられます。
どこのサプリメントでも同じでは?
サプリメントには薬のような法律的なものはまったくありません。ですから製造している会社によって、その品質はまったく違います。まず溶けないビタミン剤があります。溶けても吸収できない,吸収されても相乗効果がない,量が足りない,ラベルには書いてあるが実際には配合されていない,農薬が混ざっている等々本当に玉石混合の状態です。
法で規定されていない分、製造メーカーの自己規定が問われるのです。サプリメントメーカーの中には医薬品と厳しい自己規定を設けて、医薬品と同等レベルで製品を製造しているメーカーもあります。CMなどに惑わされず、そういっためーかーの製品を選ぶべきです。
病気になったら医者に行けば良いのでは
よく栄養の話をすると「病気になったら医者に言って治療するからいい」という話を聞きます。本当にそれでよいのでしょうか。
例えば、心臓の冠動脈が詰まってしまったとします。病院に行くと太ももから細い管を入れて、心臓の詰まった部分を風船で膨らまし、一時的に血管を開く方法があります。しかし、この治療は一時的なものでしかありません。そして処方される薬は、「血液をさらさらにする薬」「血圧を下げる薬」「心拍数を下げる薬」「胃が荒れるので胃薬」となります。
この治療と薬ではまったく病気を治していないのです、一時凌ぎにしか過ぎません。そして医者には「詰まった血管は元に戻りません」と言われます。本当にそれでよいのでしょうか。できれば、病気にならないほうがよいのではないでしょうか?多くの病気は、自分自身の健康管理で予防できるのです。