ヨウ素の効果と効能

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ヨウ素とは

赤ちゃんヨウ素は、甲状腺ホルモンを作るために欠かすことができないミネラルです。甲状腺に集積する性質があり、体内のヨウ素の70%~80%が甲状腺に存在します。

甲状腺ホルモンにはサイロキシンやトリヨードサイロニンの2種類があり、全身の細胞の代謝に関係しています。そのためコレステロールを下げる働きや、動脈硬化の予防,体脂肪の燃焼効果などがあります。ヨウ素が足りなくなるとヨウ素欠乏症による甲状腺異常が発生してしまいます。

ヨウ素と原子力事故・放射線について

放射性物質に含まれる放射性ヨウ素が体内に入ってしまうと、通常のヨウ素と同様に甲状腺に蓄積されていきます。その結果、甲状腺が被曝してしまい発がんするリスクが高まります。チェルノブイリ原子力発電所の事故では大量に放出された放射性ヨウ素を牛乳や食品などから体内に取り込んでしまい、周辺住民に甲状腺ガンが増えてしまいました。

そのため一定量以上の被曝の可能性がある場合、放射性でない通常のヨウ素を大量に摂取し甲状腺を満たしてしまうことで、放射性ヨウ素の蓄積を防御する措置をとることがあります。しかし素人が、ヨウ素を含んでいるとはいえ消毒液やうがい薬などを服用するのは大変危険です。

ヨウ素を多く含む食べ物

海藻ヨウ素はわかめや昆布などの海草類や魚介類に多く含まれます。

一般的に日本では海藻を多く食べる習慣があるためヨウ素欠乏症はほとんどありません。

ヨウ素の推奨量と摂取量

成人男女のヨウ素の推奨量は1日130μg。上限量は3000μgです。

ヨウ素の食事摂取基準( /日)
性別 男性 女性
年齢等 推定
平均
必要量
推奨量 目安量 耐容
上限量
推定
平均
必要量
推奨量 目安量 耐容
上限量
0–5(月) 100 250 100 250
6–11(月) 130 250 130 250
1–2(歳) 35 50 250 35 50 250
3–5(歳) 45 60 350 45 60 350
6–7(歳) 55 75 500 55 75 500
8–9(歳) 65 90 500 65 90 500
10–11(歳) 80 110 500 80 110 500
12–14(歳) 100 140 1200 100 140 1200
15–17(歳) 100 140 2000 100 140 2000
18–29(歳) 95 130 3000 95 130 3000
30–49(歳) 95 130 3000 95 130 3000
50–69(歳) 95 130 3000 95 130 3000
70以上(歳) 95 130 3000 95 130 3000
妊婦
(付加量)
+75 +110
授乳婦
(付加量)
+100 +140

※ 妊婦の耐容上限量は 2,000μg/日となります。
参照:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」



【監修者】管理栄養士 afcom

管理栄養士 afcom氏米国にて高等教育終了後帰国し、食物栄養学部を卒業。大学研究室にて秘書、翻訳を経験後、現在管理栄養士として栄養関連記事の執筆、栄養指導、英日・日英翻訳に従事。

「シンプルな食スタイルで元気になりたい」こんな思いを伝えていきたいと、日々探求しています。

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